Скачать или смотреть 江原会４６会卒業五十周年記念講演会「我が転勤人生・漫遊記とこれから」by 上田 誠也

令和4（2022）年11月5日（土）母校の江原会館において、昭和46年卒業生（高23回）の卒業五十周年を記念して、二人の同級生による講演会を開催しました。

我が転勤人生・漫遊記とこれから

はじめに
　松橋出身　西部中学（現松橋中学）から熊本高校へ・・３年間の汽車通
　卒業後東京へ・・昭和50年から郵政生活　転居・転勤・異動

転勤生活で出会った多くのこと

１　島根県益田での生活（昭和５５年から８か月）
　　山を越えると　そこは人麻呂・雪舟所縁の地
　　入り込めば、人情の厚い地域・・ありがたいその後の４０数年のお付き合い
　　息子の誕生（7月赴任で1月誕生）・・息子「出生地益田」
　　1年の予定が、春分の日の息子宮参りの翌日、東京転勤の内示⇒家内は何をしに益田へ
　　大規模災害のたびに思い出す、高津川の氾濫の危機・・窓を叩かれても気付かず熟睡・・

２　第2次臨時行政調査会・・土光調査会での生活（昭和５６年から２年間）
　　中曽根行革・・国鉄・電電がメイン
　　仕事より、各省・各方面からの人の集まり・交流が成果に・・一生の財産に
　　解散の日（58.3.15）に娘が広尾日赤で誕生・・「出生地広尾」

３　熊本生活（昭和６３年から１年間）
　　熊高の東側、水前寺踏切近くの宿舎・・息子・娘は託麻原小学校・・家内の母校
　　息子をお祭り人間にした藤崎宮例祭参加
　　「九州は9つの国」・・※筑前・筑後・豊前・豊後・肥前・肥後・日向・薩摩・大隅
　　大きな出来事　昭和から平成へ・・　個人的にはTVKの正月番組に
　　頼まれて書いた「初心忘るべからず　夢忘るべからず」

４　内閣外政審議室生活（平成６年から２年間）
　　たまたま自社さ政権・・村山－橋本政権
　　戦後50年・・阪神淡路大震災とオウム事件
　　各省から出向・・人間関係・仕事での関係で
　　通産Y氏の印象的な発言「日本はモノづくりを外に出してはいけない」
　　喘息で逓信病院にクリスマスイブイブイブから成人式迄入院・・救急担当医が宮崎先生
 
５　飯田橋の逓信病院生活（平成11年から１年間）
　　病院の事務長として1年・・「〇〇〇」と
　　最大のイベント「Y2K・・2000年問題」
　　院長回診への同行・・ついでに各病棟でのカルテ記載状況のチェックも
　　ここでの人脈等が一生の財産に・・今でもお世話に

６　広島生活（平成12年から半年）
　　鳥取への挨拶・・鳥取は遠かった　　原爆の日（8.6）式典・・暑かった
　　会議出席で岡山に・・鳥取西部地震・・やっとの思いで広島へ
　　初めての単身・・体重増で、毎朝5時から比治山のぼり
　　広島はカープの本拠地・・たまたま長島巨人の優勝が懸かった試合を市民球場へ・
　　ここでの反省は、いつなんどき転勤があるかわからない・・やりたいことは早く
　
７　大阪生活（平成13年から1年半）
　　年明け初日の転勤⇒「三都物語」と「あおによし」の関西へ・・
　　大阪女学院の前の宿舎・・大阪城の近く・・毎朝大阪城半周ジョギング
　　大阪から５つの府県庁迄、和歌山除き１時間程度（和歌山２時間足らず）・・交通の便
　　広島の反省から、毎週末奈良・京都へ・・ガイドブックの寺社仏閣８割程
　　思い出す高校同期の方々との懇親会　熊日夕刊に10回分ほどのコラム

８　札幌生活（平成14年から2年8か月）
　　北の大地へ・・「転勤で三度泣く」札幌　博多も「三度泣く」というが
　　宿舎の窓から、北大キャンパスが・・毎朝、ジョギング
　　なぜか家内が2年8か月の間に30回も来道
　　日ハムファイターズのフランチャイズ札幌へ・・
　　食の宝庫・・今も、夕張メロン、釧路のサンマ等々のお付き合い
　　お会いしたことのない方から、20年近く毎月絵手紙が
　　まじかに見える樺太、歯舞・色丹・国後・択捉・・大戦の悲哀、ロシアとの最前線
　　営業現場への激「粒粒辛苦　志あるもの事竟になる」
　
９　名古屋生活（平成17年から1年間）
　　名古屋独自の世界・・トヨタ、それに中電、JRが御三家？
　　愛知博覧会・・始まってすぐの赴任
　　横に広く、縦に長いエリア・・伊勢参り、高山祭、河津桜祭り・・
　　毎朝、日泰寺迄ジョギング・ラジオ体操
　　今も、飛騨牛・松阪牛・浜名湖の鰻等のお付き合いが

10　郵政福祉生活（平成18年から2年10か月）
　　マラソンと気象予報士へのチャレンジ・・
　　コラム自費出版・・ペンネーム森村次郎

11　日本BS放送生活（平成21年から3年半）
　　当初のミッションを1年ほどでクリアし
　　制作局長生活2年・・熊本関連では「天草四郎伝説」、宮崎美子さんのMC登用、
　　堀田真三さん、中原丈夫さんの旅人起用など
　　未曽有の経験・・あの東日本地震

12　千葉テレビ生活（平成25年から5年間）
　　なぜ安房・上総・下総の千葉へ・・印象に残る森田健作氏等との出会い
　　驚きの千葉・・千葉県は大きな島、日本で一番標高が低い県など
　　思いもしない病気に・・半年間の病床生活⇒その後3年間は東京からの通勤
　　いろんな役職に就き、いろんな経験を
　　驚いた　心配した熊本地震
　　サッカーの応援には、永田先輩の要請で、千葉・柏へ

13　日本BS放送での2回目生活（平成30年から4年目）
　　顧問生活・・今は、報道関係を淡々と
　　BS11のレギュラー番組では八代亜紀さんの歌番組　
　　最近では鉄印帳で、南阿蘇、薩摩オレンジ　球磨川鉄道
　　いろいろと体にガタも・・在宅の日は1時間余の散歩

おわりに・・ある女性報道写真家からの言葉
　笹本恒子さん・・女性初の報道写真家　107歳でお亡くなりに
　100歳近くのインタビューでの受け答え
　　「今が余生と思わない」
　　「60代、70代でやることがないは勿体ない」
　そのほか
　　「辛いことは一生懸命忘れる」
　　「人生にもう遅いという年齢はない」

吉永浩二君の講演はこちら　　　   • 江原会４６会卒業五十周年記念講演会「文化財の保護」by 吉永 浩二