ベートーヴェン：合唱幻想曲ハ短調作品80（指揮：山本訓久、ピアノ：椎野伸一、管弦楽：小平市民オーケストラ）Fantasie für Klavier, Chor und Orchester c-Moll

Ludwig van Beethoven (1770-1827)
2023年12月17日(日)＠小平市民文化会館（東京都小平市）
多摩六都フェア 2023こだいら合唱団 小平市民オーケストラ演奏会
http://www.runekodaira.jp/events/d007...

この映像は、多摩北部都市広域行政圏協議会（小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市で構成）が、文化事業の一環として多摩六都フェアと称し、市民から団員を募り組織した2023こだいら合唱団、小平市民オーケストラの演奏会を収録したものです。

演奏会の最後を飾った『合唱幻想曲ハ短調作品80』はベートーヴェンが1808年に作曲したもので、その編成（独奏ピアノ、合唱団、6人の声楽ソリスト、オーケストラ、）ゆえになかなか演奏されにくく、今回も「今まで実演を聴いた事が無く、是非とも生演奏を聴きたい」と来場した方も多いと伺っています。管弦楽と声楽を合わせるのは当時としてはかなり斬新な試みであり、のちの第九シンフォニーとの関係性も重要であると考えられます。

歌手、合唱団によって語られる詩の内容は、美しい音楽、芸術への賛美であり、それらと共に生きる人々の喜びを歌ったものです。「美しき魂たちよ、崇高な芸術がもたらす喜びを受け入れよ。愛と力が手をとるとき、人々は神の恩寵を授かるのだ」と力強く宣言し、ピアノ、オーケストラ、歌手、合唱は共に渾然一体となり驚く程の輝きを放ちます。

NPO法人ロングタイムレコーダーズでは、あまり演奏機会の少ないこの楽曲、しかもそれが市民による音楽の祭典としての演奏会である事を踏まえ記録を致しました。ソリストの椎野伸一氏曰く「ライブであり多少の傷もありますが、オーケストラ、合唱団、歌手達と創り出す常に前進するエネルギーは強力であり公開を決めました」との事です。

Recorded by Long Time Recorders / Piano: Shin-ichi Shiino
＊公開は予告なく終了する可能性があることをご了承ください。

＜当日の演奏曲目＞
リスト：交響詩「レ・プレリュード」
マーラー：交響詩「葬礼」
（休憩）
ヘンデル：ハレルヤコーラス
ベートーヴェン：合唱幻想曲
アンコール＝モーツァルト：アヴェ・ヴェルム・コルプス

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