【監督が語る】池松壮亮×クリープハイプ×松居大悟 映画『ちょっと思い出しただけ』松居大悟監督が語る!!年齢と共に変わる「映画で描く時代」 活弁シネマ倶楽部

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☆ テーマ
イントロダクション
 今までと違い引き算を意識した作品
 周囲の力を信じることで生まれた映画
企画の源泉/クリープハイプの曲
 『ナイト・オン・ザ・プラネット』の思い出
時系列を逆にするストーリー
 『ブルーバレンタイン』『ラ・ラ・ランド』からの影響
プロット協力:首藤凜監督
『花束みたいな恋をした』との比較
リアルタイムの東京と物語の起点の日
スタッフ・キャストの総力戦
 池松壮亮と伊藤沙莉を選んだ理由
 永瀬正敏の出演
 尾崎世界観の出演
 主人公の設定・照明スタッフ
 ロケ地・高円寺と河合優実の起用
 「バイプレイヤーズ」たち
抑制の効いた細やかな演出
 オマージュと偶然
永瀬正敏の感想
年齢と共に変わる「映画で描く時代」
 映画には出会いがあり別れがある/またきっと出会う
アナザーストーリーとなるMV
松居大悟監督の次回作

☆ 作品紹介
『ちょっと思い出しただけ』
https://choiomo.com/

☆ イントロダクション
なんでもない、だけど 二度と戻れない愛おしい日々を、“ちょっと思い出しただけ”
照明スタッフの照生と、タクシードライバーの葉。物語はふたりが別れてしまった後から始まり、時が巻き戻されていく。
愛し合った日、喧嘩した日、冗談を言い合った日、出会った日・・・
コロナ禍より前の世界に戻れないように、誰もが戻れない過去を抱えて生きている。そんな日々を”ちょっと思い出しただけ”。
クリープハイプの尾崎世界観が自身のオールタイムベストに挙げるジム・ジャームッシュの名作映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げた、本作の主題歌『ナイトオンザプラネット』。
『バイプレイヤーズ』シリーズ、『くれなずめ』などこれまで仲間たちとの友情を描いてきた松居大悟監督がこの楽曲を受けて、初となる完全オリジナルラブストーリーを描き、第34回東京国際映画祭で観客賞/スペシャル・メンションW受賞。
主演には実力・人気を兼ね備え、これまで『君が君で君だ』などで松居監督作品にも多く出演してきた池松壮亮と、今や数々の作品から引く手数多の伊藤沙莉が初共演。その他タクシーの乗客たち、主人公2人が行きつけのバーマスターや常連など個性豊かな登場人物には、永瀬正敏、國村隼、尾崎世界観、河合優実、成田凌を筆頭に豪華キャストが出演する。

☆ あらすじ
2021年7月26日、この日34回目の誕生日を迎えた佐伯照生(池松壮亮)は、朝起きていつものようにサボテンに水をあげ、ラジオから流れる音楽に合わせて体を動かす。ステージ照明の仕事をしている彼は、誕生日の今日もダンサーに照明を当てている。一方、タクシー運転手の葉(伊藤沙莉)は、ミュージシャンの男を乗せてコロナ禍の東京の夜の街を走っていた。目的地へ向かう途中でトイレに行きたいという男を降ろし、自身もタクシーを降りると、どこからか聴こえてくる足音に吸い込まれるように歩いて行く葉。すると彼女の視線の先にはステージで踊る照生の姿があった。
時は遡り、2020年7月26日。照生は部屋でリモート会議をし、葉は飛沫シートを付けたタクシーをマスク姿で運転している。照生は誕生日の夜に誰もいない部屋で静かに眠りにつく。また一年遡り、誕生日を迎えた照生は、昼間は散髪屋で伸びた髪を切り、夜はライブハウスでの仕事を終えたあとに行きつけのバーで常連のフミオ(成田凌)とダンス仲間の泉美(河合優実)と飲んでいた。同じ頃、居酒屋で合コンをしていた葉は、煙草を吸いに店の外に出たところで見知らぬ男から声をかけられ、話の流れでLINEを交換することに。葉のアイコンを見た男が「あれ、猫飼ってるんですか?」と尋ねると、葉は「いや…今は飼ってないけど」と返し、続けて「向こうが引き取ったから」と切ない表情でポツリと呟く。彼女がLINEのアイコンにしていた猫は、いまも照生が飼っているモンジャだった…。
時は更に1年、また1年と遡り、照生と葉の恋の始まりや、出会いの瞬間が丁寧に描かれていく。不器用な2人の二度と戻らない愛しい日々を“ちょっと思い出しただけ”。

☆ スタッフ
監督・脚本:松居大悟
主題歌:クリープハイプ「ナイトオンザプラネット」
出演:池松壮亮、伊藤沙莉、河合優実、大関れいか、屋敷裕政、尾崎世界観、渋川清彦、松浦祐也、篠原篤、安斉かれん

☆ 監督紹介
1985年11月2日、福岡県出身。劇団ゴジゲン主宰。12年、初監督作『アフロ田中』が公開。その後、『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(13)『スイートプールサイド』(14)など作品を発表し、『ワンダフルワールドエンド』(15)で第65回ベルリン国際映画祭出品、『私たちのハァハァ』(15)でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2冠受賞。このほか『アズミ・ハルコは行方不明』(16、第29回東京国際映画祭コンペティション部門出品、ロッテルダム国際映画祭2017出品)、『君が君で君だ』(18、上海国際映画祭 ガラ部門正式出品)、テレビ東京「バイプレイヤーズ」シリーズのメイン監督も務める。また『アイスと雨音』(18)では1か月間の物語を74分1カットで撮る斬新な手法も話題となった。2021年は、監督・脚本を務めた『くれなずめ』、演出を手掛けた舞台PARCO PRODUCE『Birdland』などがある。

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