【Photo】LomoGraflok 4×5 Instant Back 大判カメラがガジェット化する？

ロモグラフィーはいつもユニークな製品をリリースしてくれる、稀有なブランドだ。現在もシネフィルムをスチルカメラ用にパトローネに詰めたフィルムを販売しているし、スチルカメラ用フィルムでムービーが撮れるカメラをリリースしたりしている。面白い製品ばかりなので、結構利用させてもらっている。

今回は、4x5カメラ用のインスタントフィルムバック"LomoGraflok"がリリースされたので、早速使ってみようと思った。

かつては「ポラバック」、ポラロイド社のインスタントフィルムは、商業写真の現場では必須の部材だった。フィルムカメラ時代は撮影後のフィルムはプロラボに頼んでも現像と配送で入手までに最短3時間かかっていたものだが、そんな中で、ポラロイド・フィルムはその場で確認できるので、モデル撮影、商品撮影問わず、まずは「ポラチェック」していたものだった。だから今回の製品は、なんとなく懐かしい機材のように感じた。

しかしながら、「LomoGraflok」は懐古趣味で作られた製品ではない。大判カメラを、今なお使える機材として、そしてその敷居を低くした現実的な選択の一つに変える、革新的なアイデアだと思う。今までホコリを被っていた「4x5カメラ」が瞬時に復活するからだ。現像もプリントもいらないインスタントフィルムを使い、大判カメラの操作を堪能しつつゆっくり作画する。そうした「スロー」な撮影を次世代に伝える（あるいは入り口を示す）、とても良いプロダクトだと思った。

ちょっと分厚いけど...


＊ご参考

・LomoGraflok 4×5 Instant Back
https://shop.lomography.com/en/camera...

・富士フィルム インスタントフィルム instax WIDE
https://instax.jp/item/film/464/


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