【朗読】山本周五郎『女は同じ物語』

「まあ諦あきらめるんだな、安永の娘をもらうんだ」「結婚してしまえば女は同じようなものだ」と広一郎の父、竜右衛門は云う。安永の娘「つな」は許嫁だが、26歳にもなる広一郎は「女は嫌いだ」と結婚しようとしない……

【主な登場人物】
梶 広一郎（かじ こういちろう） 城代家老の息子で女嫌い
梶 竜右衛門（かじ りゅうえもん） 二千百三十石の城代家老
さわ 竜右衛門 の妻
安永 （やすなが）つな 広一郎の許嫁
紀伊（きい） 広一郎の侍女
よの（＝紀伊） 城下の呉服屋の娘
茗荷屋文左衛門（みょうがや ぶんざえもん） 紀伊（よの）の父
佐野 要平（さの ようへい）中老、佐野伊右衛門の長男
村田 三郎助（むらた さぶろうすけ） 広一郎の友人

聞く読書、作業用BGM、聞き流し等々……
少しでもお楽しみいただければとても嬉しく思います✨

底本：「山本周五郎全集第二十五巻　三十ふり袖・みずぐるま」新潮社
　　　1983（昭和58）年1月25日発行
初出：「講談倶楽部」大日本雄辯會講談社
　　　1955（昭和30）年1月号

※この作品には、今日の観点からみると差別的表現と取られかねない箇所が散見しますが、著者自身に差別的意図はなく、作品自体の持つ文学性並びに芸術性、また著者が既に故人であるという事情に鑑み、原文通りとしています。

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