万葉人が愛した「花」を読む(『万葉集』)

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今回は『万葉集』に出てくる花についてご紹介します。
万葉集は、全20巻、約4500首もの歌が収められ、そのうち植物にかかわる歌は約2000首、種類にして約170種の植物が登場します。花としては萩が141首で最多。次いで梅119首、桜が42首とされています
植物は食用、薬用、衣料、染料、建築材料など多岐にわたり、花の特性を見事に捉えた歌を残しています。例えば、椿は呪術的植物であったし、朝顔(ききょう)や容花(ひるがお)は食用や薬用にしました。中国から輸入した梅の実は薬、桜は農作業の始まりを告げる花でした。古代人にとって植物は身近で、その歌は彼らの豊かな心を今に伝えてくれます。

あしひきの 山桜花(やまざくらばな) 日並(けなら)べて
かく咲きたらば いと恋ひめやも
山部宿禰赤人 巻八(一四二五)

春されば まづ咲く庭(やど)の 梅の花
独り見つつや 春日暮(はるひくら)さむ
筑前守山上大夫 巻五(八一八)

厚見王(あつみのおほきみ)の歌一首
蛙(かはづ)鳴く甘奈備(かむなび)川に影見えて
今か咲くらむ山吹(やまぶき)の花
巻八(一四三五)

朝顔(あさがほ)は朝露(あさつゆ)負(お)ひて咲くといへど
夕影にこそ咲きまさりけれ 
巻十(二一〇四)

ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉(はちすば)に 
たまれる水の 玉に似たる見む
巻十六・三八三七

高円(たかまど)の 野辺(のへ)の容花(かほばな) 面影(おもかげ)に
見えつつ妹は 忘れかねつも
大伴家持 巻八(一六三〇)

見まく欲(ほ)り 我(わ)が待(ま)ち恋(こ)ひし 秋萩(あきはぎ)は
枝(えだ)もしみみに 花(はな)咲(さ)きにけり
巻10(二一二四)

河の辺(へ)の つらつら椿(つばき) つらつらに 
見れども飽かず 巨勢(こせ)の春野は
春日蔵首老 巻一(五十六)
#万葉集#花#和歌

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