念仏宗をひろめしむ(高僧和讃113)

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「印度の化度に次いで、日域の化土を挙ぐ」(高木和上)

(113)
粟散片州に誕生して
 念仏宗をひろめしむ
 衆生化度のためにとて
 この土にたびたびきたらしむ

「粟散片州」丁=アワヲチラセルカコトクナルクニ(粟を散らせるが如くなる国)コノニホンコクナリ(この日本国なり)乙=アワヲチラセエルガゴトクナルクニナリ

「誕生」ムマレタマフトナリ乙=ムマルト

粟散片州の四字をまとめて用いられるのは親鸞聖人独自の用法かもしれません。粟散は大蔵経データベースを検索すると用例が多いです。片州は「聖徳太子廟窟偈」が典拠と考えられます。

聖徳太子廟窟偈
大慈大悲本誓願 愍念衆生如一子
是故方便従西方 誕生片州興正法
我身救世観世音 定慧契女大勢至
生育我身大悲母 西方教主弥陀尊
真如真実本一体 一体現三同一身
片域化縁亦巳盡 還帰西方我浄土
為度末世諸有情 父母所生血肉身
遺留勝地此廟窟 三骨一廟三尊位
過去七仏法輪處 大乗相応功徳地
一度参詣離悪趣 決定往生極楽界
印度号勝鬘夫人 晨旦称恵思禅師[1] (『浄土真宗聖典全書』上宮太子御記p1005)

念仏宗について、web版新纂浄土宗大辞典は、以下のように言っています。この解説を書いてくださっている吉水さんは、東京山谷でホームレス支援をなさっている方でもあります。NHKのこころの時代で三代にわたる吉水さんたちの活動を知り、感動しました。

阿弥陀仏の本願に誓われた称名念仏を修して、極楽浄土への往生を願う宗旨のこと。他に蓮宗、浄土宗、浄土真宗、善導宗、一向専修宗などとも呼ばれるが、浄土へ往生するためには本願念仏が最要であることをもってこの名称がある。日本における念仏宗の名称は、永観『往生拾因』によってはじめて用いられるが、聖光『西宗要』に「問う、善導和尚の意、正しく三部経に依りて念仏宗を立つとは、何れの処に正しく説くや」(浄全一〇・一三二上)とあり、日蓮『開目抄』に「建仁年中に法然大日の二人出来して、念仏宗禅宗を興行す」(正蔵八四・二三二中)とあり、また『歎異抄』蓮如奥書に「法然聖人他力本願念仏宗を興行す」(正蔵八三・七三五上)と述べているように、法然が専修念仏を広めて以後、主に法然の説く善導流の念仏の教えと、その門流を指して用いられるようになった。ただし、法然自身は浄土宗という呼称を用いている。
【参照項目】宗名、浄土宗
【執筆者:吉水岳彦】

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