スマホのビデオ通話で”警察手帳”を・・・《警察官を名乗る詐欺》宿毛市の50代女性が60万円の被害 (24/12/05

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特殊詐欺が後を絶ちません。
警察官を名乗る男に電話でATMに誘導され、およそ60万円をだまし取られるという事件が発生。男はスマートフォンのビデオ通話機能を使って信じ込ませていました。

高知県警によりますと12月3日、宿毛市の50代女性の携帯電話に警視庁捜査二課のサカモトと名乗る男から電話がありました。

「あなた名義のクレジットカードが犯罪に使用されています」
「このままでは銀行口座が凍結され、身柄が拘束される可能性があります」

女性が心当たりがないと伝えると、兵庫県警に電話をつなぐと言われ、電話口の男が入れ替わり、兵庫県警のアンドウと名乗る男が出ました。

アンドウと名乗る男は「捜査特設0065」というLINEのアカウントを女性に追加させ、ビデオ通話で警察手帳のようなものを見せたといいます。

その後男はすぐに画面を消し「嫌疑を晴らすためには口座の審査が必要」「指示する口座へ送金することで審査できる」「審査が終われば1時間以内に返金する」などと言いました。

さらに男は-
「不安でしょうから通話をつないだままにしておきましょうか」
そう言って女性を安心させたということです。

女性は電話をつないだままATMに行き指定された口座に2回に渡り、あわせて63万円を送金しました。送金後、電話がつながらなくなったことから、女性が不審に思い警察に相談。事件が発覚しました。

今年(2024年)に入って高知県内で発生した特殊詐欺は51件、被害額は2億円近くに上ります。

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