「シャンティとの時間は人生の一部」30年世話した飼育員との思い出 日本平動物園の人気者ゾウ“天国へ”(静岡県)

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静岡市の日本平動物園の人気者ゾウの「シャンティ」が5月5日、天国に旅立ちました。30年以上世話をしてきた飼育担当者は、シャンティとの時間を「自分の人生の一部」と振り返りました。

 日本平動物園で飼育されてきたメスのアジアゾウ「シャンティ」。1970年、1歳の時にインドからの親善大使として日本平動物園にやってきました。おとなしく、おっとりとした性格でいつも、動物園の人気者でした。しかし、半年ほど前から足が衰え始め、5月5日朝、老衰で死んだということです。53歳でした。

5月6日の日本平動物園。姉妹のように暮らしていた「ダンボ」もどこか寂し気な様子に見えます。

<滝澤悠希アナウンサー>
「長い間、多くの人に愛されてきた『シャンティ』。来園者からも悲しみの声が聞かれます」
<来園者>
「子供のころから見ていたので残念」

30年以上、飼育を担当してきた松永さんは、シャンティが死んだという実感がまだ、沸かないといいます。

<飼育員 松永亨さん>
「きょう朝来て、いつもいるシャンティの顔がない。前のめりに倒れてしまいそうな感じ」
松永さんは天国に旅立っても世話を続けたいといいます。

<飼育員 松永亨さん>
「シャンティとの時間は人生の一部でもあるし、お互いいろいろな思い出があったなと。自分があの世でも行ったらシャンティにまた語りかけたい。また体を触らせてもらいたい」

動物園では、5月7日から献花台を設置するということです。


5月6日放送

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