HONDA 1997 BENLY CL50 　ホンダ ベンリィ 車輌説明

1997年 ～ 2001年の間、ホンダより発売されていた「ベンリィ　CL50」です。

70年代に販売されていた同名のバイクの復刻版です。
ベースは CD50みたいですが、基本的に専用設計な部分が多いため、共通性のあるパーツはとても少ないそうです。
エンジンは いわゆる "カブ系 "の横型エンジンで低速より粘り強い出力特性で、気持ちよく吹け上がります。

実際、外観だけのルック車ではなく、れっきとしたトレール車設計なので「林道」「酷道」「廃道」等の本格的な未舗装路やダートでの走行も結構楽しめます。
アップライトなポジションはライダーの疲労も少なくなり、運転にもゆとりがあります。
また、見た目が大柄に見え 50ccと思われないのか、一般道において、4輪に恐ろしい運転をされたことがありません。
優れた低燃費や トルク感のあるカブ系エンジンということもあり、ツーリングもとても楽しいバイクです。

マイナス点と感じるのは、やはり荷物の積載性です。
ノーマルのままでは そのシート形状も手伝って、積載性は低いです。
また、タンクも細身のため、タンクバックも大型のものは合わないです。
ホンダより、専用のリアキャリアが売られていますので、荷物を積みたい人は装着した方が良いでしょう。

生産台数も、合計 2万台程しか造られていないので、同じバイクに出会うこともほとんど無いです。
エンジンも頑丈なカブ系で、しかもキャブレターモデルのほぼ最終型付近のエンジンなので、信頼性や安心感もバッチリです。
基本的なメンテさえ怠らなければ、不調や故障といった事とは無縁のバイクです。