松本零士さん「人は生きるために生まれてくる」 福岡県出身「私が描く女性は九州的。メーテルも」

Описание к видео 松本零士さん「人は生きるために生まれてくる」 福岡県出身「私が描く女性は九州的。メーテルも」

福岡県出身で「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」などの人気作品で知られる漫画家の松本零士さんが2月13日、急性心不全のため東京都内の病院で死去しました。85歳でした。


◆故郷への強い思い 北九州から世界へ
漫画家の松本零士さん。福岡県久留米市出身で、青春時代を北九州市で過ごしました。「銀河鉄道999」や「宇宙海賊キャプテンハーロック」などの作品で国民的人気を集め、北九州市漫画ミュージアムの名誉館長も務めました。

松本零士さん「(北九州市の)小倉で育っていなかったら、こういう漫画は生まれていない。私が描く女性は九州的、普段は優しいが怒ると怖い。メーテルもそうでしょう」

北九州市漫画ミュージアムで一緒に仕事をしたこともあるという職員は、松本さんの北九州への思いの強さを感じていたと話します。

北九州市漫画ミュージアム 表智之専門研究員「こちらからお願いすることは、大体『北九州のためになるんだったらやりますよ』と全般的に引き受けて下さっていて、いくら感謝してもし足りないくらいお世話になりました。北九州から世界に羽ばたいていった偉大な先人として、一つの希望となっている方でしたので、大きな存在とお別れしないといけないのはとても辛い思いです」


◆悼む声が続々「継承する若手が出てきてほしい」
「銀河鉄道999」のキャラクターなどを描いた9種類のデザインマンホール、JR小倉駅の周辺や北九州空港に設置され、親しまれてきました。突然の訃報に市民は――。

「幼少時代、よく見ていましたから。銀河鉄道とかヤマトもそうですね」「本当に残念、もっともっといろいろなものを描き続けてもらえればと(思っていた)」「残された作品はずっと残るので、それを継承する若い人たちが出てくればよいなと思います」


◆松本漫画の底流には「反戦」が
2019年には、大刀洗飛行場の開設100年に合わせ、記念館を訪れていました。戦闘機のパイロットだった父・強さんが戦後も罪悪感にさいなまれる姿を見て育ったという松本さんは、戦争の愚かさ、平和の尊さを大勢の人に問いかけていました。

松本さん「『あいつにも死ねば悲しむ家族や子どもがいると、一瞬ボタンが押せないんですね。鬼になって撃墜しないと行けない。こういう争いは二度とやっては駄目じゃ』、というのが父親の口癖だったですね」

大刀洗平和祈念館 尾籠浩一郎館長「記念館建設の時からご協力をいただきたくて、ご自宅にうかがっていろいろな話をうかがったことをずっと思い出していました。いつまでもとは言わないんですけど、『ずっと見守っていただきたかった』ということが本当のところで痛恨の極みと思っています」


◆松本さんからのメッセージ
2月13日に85歳で死去した松本零士さん、後世に何を残していくべきなのか、直筆のメッセージです。

「人は死ぬために生まれてくるのではない、生きるために生まれてくるのだ」

Комментарии

Информация по комментариям в разработке