島津亜矢　【八尾恋歌】　おわら風の盆

作詞　志賀大介　　作曲　聖川 湧
デビュー以来２５周年を迎え、益々、円熟味を増してきた島津亜矢姫の歌声は、
人柄ものんびりとし、温和で穏やかな性格ですが、こと歌となると、
どんな逆境にあっても情熱の光となり、持ち前の特色を余すところなく発揮して、
流れに散り落ちる花が、水に浮かび流れていくような、比類なき美声と霊妙な
音色が魅惑的です。
そんな歌手島津亜矢姫の歌声を存分にお楽しみ下さい。

おわらの里・富山県富山市八尾町は、富山平野の南西部にあり、平野から飛騨の山脈に連なる街道筋の富山県と岐阜県との県境に位置します。八尾の名称の由来は、飛騨の山々から越中側へのびる八つの山の尾に拓かれた地を意味するといわれています。

「おわら」とは、一説では、江戸時代文化の頃、芸達者な人々は、七五調の唄を新作し、唄の中に「おわらひ（大笑い）」という言葉を差しはさんで町内を練り廻ったのがいつしか「おわら」と唄うようになったというものや、豊年万作を祈念した「おおわら（大藁）」説、小原村の娘が唄い始めたからと言う「小原村説」などがあります。

おわら風の盆の幕開け、二百十日の初秋の風が吹くころ、おわら風の盆の幕開けを迎えます。毎年9月1日から3日にかけて行われるこのおわら風の盆は、今も昔も多くの人々を魅了します。

涼しげな揃いの浴衣に、編笠の間から少し顔を覗かせたその姿は、実に幻想的であり優美で、山々が赤くもえる夕暮れを過ぎると、家並みに沿って並ぶぼんぼりに淡い灯がともります。

それぞれの町の伝統と個性を、いかんなく披露しながら唄い踊り、その町流しの後ろには、哀愁漂う音色に魅せられた人々が1人、また1人と自然につらなり、闇に橙色の灯が浮かび上がり、胡弓の物悲しそうな音色と共に誰もがおわらに染まっていきます。

【静止画の名勝】
富山県　黒部渓谷人喰い岩
黒部峡谷にある岩。歩道に歩いている人を覆うような勢いのある格好をしています。
【宮島峡】　一の滝・二の滝
一の滝の滝下にある大小のポットホール群は、県指定天然記念物です。
川幅いっぱいに落下する様は、あたかも小ナイヤガラの観があります。
【丸池の名水】富山県の観光地
蓮如上人の弟子が仏事に用いる水を求めて念じると、熊野権現が夢枕に立ち、
水の湧き出るこの地を教えたと伝えられています。
酔芙蓉
この花は咲いた時は白いのですが、時間が経つにつれピンク色になり、
花が落ちる頃には、まっピンクになります。
まるで、お酒を飲んで頬が染まるようなところから「酔」が付き「酔芙蓉」と
なったそうです。
この花が咲くと、富山県八尾の「おわら風の盆」祭りを思い出します。
【酔芙蓉の寺】京都山科　法華宗「大乗寺」にも。
酔芙蓉は、朝のうちは純白、午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色に
なります。酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることから
この名がついたといわれています。
芙蓉は、全国各地の庭先や公園など、どこででも目にすることができますが、
群生している名所となると大乗寺のように寺の境内が多いです。
酔芙蓉となるとなかなか群生しているところは少なく、千本以上あるところは
珍しいようです。
芙蓉の花が短命で、一日花のはかなさに諸行無常の教えを悟り、
蓮の花に仏教の縁を重ねるのかもしれません。
【阿寺の渓谷】　長野県木曽郡大桑村
周辺観光地　木曽路・妻籠宿・木曽駒高原・御岳・開田高原
木曽五木が茂る山が両岸に迫り、狸ヶ淵、犬帰りの淵、
うなり島などと名付けられた見事な景観が続きます。
新緑の季節、紅葉の季節は特に美しい光景を見る事が出来ます。

作曲は、聖川 湧さんで代表作には
島津亜矢 　母ごころ宅配便
香西かおり 流恋草　雨酒場　
成世昌平 　はぐれコキリコ　磯節キリキリ
川中美幸 　宵待ちしぐれ
中村美律子 大阪情話 もどりゃんせ
八代亜紀 　不知火酒
伍代夏子　 風待ち湊
細川たかし 下北漁歌　夢暦
大川栄策 　夢の露
里見浩太朗 夕顔
神野美伽　 女もつらいよ
新沼謙治 　酒とふたりづれ
三笠優子　 夫婦舟　 夫婦川