リボソームを読み解いて、生命を守る　稲田 利文　東京大学 医科学研究所 基礎医科学部門 RNA制御学分野　教授 　分子生物学者

【UTOPIA 43 Interviews】 Vol. 20　稲田 利文

―研究者への憧れと故郷
奄美大島出身
フィラリア撲滅と医科研佐々學先生
感染症対策に医科研が果たしてきた役割
島唄、黒糖酒、大島紬
アポロが月に行った　科学に夢のある時代
研究者になりたい

―分子生物学の世界
DNA、RNA、タンパク質を構成するアミノ酸
コドンの解読

―UTOPIAとの関わり―
リボソーム：遺伝情報からタンパク質を作る
mRNAの情報を翻訳するリボソーム
リボソームの制御機構の理解とワクチン開発
マラリアのリボソームについて共同研究
ワクチンのデザインのための基盤情報の提供

―資本がもたらす競争力とは―
国外の研究者との研究環境の違い
不利な研究環境

―未来の研究者へ―
憧れ
自分が好きなことをみつける
研究は面白い
好きだから続けられる
才能って何だろう
運、タイミング
問いが解けることが楽しい
9:30集合

企画・制作：いまじん

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新世代感染症センター（UTOPIA: The University of Tokyo Pandemic Preparedness, Infection and Advanced Research Center）は、東京大学 国際高等研究所（UTIAS）の三番目の研究機構として、2022年10月18日にスタートしました。
https://www.utopia.u-tokyo.ac.jp/

感染症とそのパンデミックから人々を守るため、世界のトップレベルの研究者が、分野の壁を越えて力をあわせ、感染症対策、ワクチン開発に挑みます。

感染症、免疫、ワクチン分野の研究者に加え、これまでは感染症研究には関わっていなかったAIや構造生物学、社会科学など異分野の研究者も集結し、さらには海外機関とのネットワークによる協力体制を構築しています。

産学界と臨床現場をダイレクトにつなぎ、新たなパンデミックに対し、迅速に有効かつ安全なワクチンと治療薬を届けられる体制の整備を目指しています。