ZOC『ZOC実験室』Music Video

Описание к видео ZOC『ZOC実験室』Music Video

【共犯者 大森靖子 ZOC】

ZOCとは”Zone of Control”の略、ウォー・シミュレーションゲームやシミュレーションロールプレイングゲームで用いられるゲーム用語です。簡単にいえば、ゲームにおける「支配領域」の概念のことです。そこに、常に提唱している「孤独を孤立させない」の意味を持たせ、このユニットにおける「ZOC」とは"Zone Out of Control”とし、孤立しない崇高な孤独が共生する場所と定義します。ZOCは固定したり、流動的になったり、弾性的に様々な形で形成される。そしてZOCは、ZOCが影響を与え受ける全ての存在と繋がって存在します。私はZOCのプロデューサーではありません。一緒に戦い、一緒に遊ぶ、同じ心に黒い穴の空いた共犯者です。そして、わたしたちZOCの共犯者に、あなたもなってほしい。

共犯者 大森靖子


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【ZOC】

ZOC 001 藍染カレン [Karen Aizome]
ZOC 002 戦慄かなの [Kanano Senritsu]
ZOC 003 香椎かてぃ [Katy Kashii]
ZOC 004 西井万理那 [Marina Nishii]
ZOC 005 葵時フィン [Fin Kitoki]
ZOC 006 兎凪さやか [Sayaka Unagi]
ZOC 000-共犯者- 大森靖子 [Seiko Oomori]

HP:https://www.zoc.tokyo/
Twitter:  / zoc_zoc_zoc  


MV監督/撮影/編集:二宮ユーキ
照明:酒井隆英

振付:私。
衣装:MIYANISHIYAMA
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これは「大森靖子プロデュース」ではない。

長らく男のプロデューサーと若い女の子の「先生と生徒」「親と子」のような絶対的な関係性の中で爛熟してきた日本のアイドルカルチャーが、この一、二年、大きな岐路を迎えている。それはしかし「ブームの衰退」ではなく、「一度完成したもの」が新しいものに姿を変える必然的な変化の時期だ。
「ZOC」が見せるのは、自我のない女の子たちを大人たちが育てて行くこれまでのアイドル文化とは逆ベクトルの、女の子たちが、自分のなりたい自分に向かって自立してゆく物語。


大森靖子は言う。

「Don’t プロデュース。私はメンバーでもあり、プロデューサーでもあり、同志でもある。一言でいえば、共犯者です」


最新アルバム『クソカワPARTY』収録曲「ZOC実験室」のMVともに披露された共犯者/メンバーは、大森靖子を含めた7人。

うち、5人は、”女の子らしさ”というつまらない固定概念に背を向け”一人一人の持つ可能性”に目を向けたオーディションプロジェクト「ミスiD」の出身者。大森靖子も2014年から選考委員を務めている。


ZOC 001 藍染カレン/赤/毎夜ぼっちで踊ってた熊本のワンルーム・ロンリーダンサー。ミスiDの最終面接、℃-ute「都会っ子純情」のダンスで爆発し、選考委員を震撼させた。ミスiD2018 大郷剛賞。

ZOC 002 戦慄かなの/水色/自らの実体験を元に児童虐待に対するNPO法人「bae(ベイ)」を立ち上げ、コラムを書き、華麗に踊る、少年院帰り。各方面でブレイク寸前の戦慄のドールフェイス。ミスiD2018 サバイバル賞。

ZOC 003 香椎かてぃ/紫/絵を描くことと踊ることに人生を救われた、孤高の横須賀バカヤンキー。絵は「ニューヨーカーの挿絵のよう」と評されるハイセンス。ミスiD2017 大森靖子賞。

ZOC 004 西井万理那/オレンジ/現在活動休止中の二人組ユニット「生ハムと焼うどん」として、「完全セルフプロデュースアイドル」をうたい、2016年には誰もが無理と笑った3000人規模のTOKYO DOME CITY HALLワンマンライブを成功させ、その後、活動休止を発表。栄光と挫折を経験し、常識にひれ伏さない女。ジャニオタ。

ZOC 005 葵時フィン/黄/家計を助けるため青春をバイトに捧げる最年少16歳。ミスiDスタッフとして参加してた「ビバラポップ」でステージを鑑賞中、突如「アイドルやりたい!」と閃光に打たれる。

ZOC 006 兎凪さやか/白/女子百八のコンプレックスを持ち、そのすべてを「カワイイ」に変え突き進む、女子の共感を呼びまくる共感力の天才。そして「自撮り詐欺」の天才。ミスiD2018 ファイナリスト。

そして共犯者・大森靖子は「ZOC 000」で、カラーは「ピンク」。


大森靖子と、このキラキラした「女の子はこうあるべき」からこぼれてしまった、心に闇を持った六人の女たち。
共通するのは、大森の言葉を借りれば「心に黒い穴」が開いてる女の子たち。 90年代後半生まれ以降のこの世代は、アメリカの作家ダグラス・クープランドが”ジェネレーションZ”と名付けた世代。かつての世代のようなビッグドリームや物質的幸福を追わず、デジタルネイティブで、ネットリテラシーを持ち、承認欲求や心の闇と戦いながら、自分サイズの幸せと世界の平和、そんな本質だけを願う。

「ZOC」はそんな「ジェネレーションZ」の始まりの合図かもしれない。

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