あっぱれ!KANAGAWA大行進 2024年1月27日放送 山北町

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1年間かけて神奈川県内の全市町村をくまなくめぐる超地元密着番組「あっぱれ!KANAGAWA大行進」。

今回は県の西部に位置する「山北町」からお届けしました。

番組はJR御殿場線の東山北駅前からスタート!

県立山北高校の生徒さんがよく利用する駅です。

駅前のロータリーは2018年から供用が始まりました。

ロータリーで元気にタイトルコール!

「東山北駅」から歩くこと20分。

用水路沿いにある蔵を見つけました。

蔵の中をのぞいてみるとそこはカフェでした。

昨年の5月にオープンした「かしわ坂茶寮」は、

藤沢に住む中村さんが週末のみ開く「蔵カフェ」です。

店内には中村さんのセンスが伺えるインテリアなどが並びます。

一際目立つのはモダンな茶室で、

こちらは湘南工科大学のデザイン科の方々がデザインしたそうです。黒を基調としたシックな色合いが蔵と見事に融合しています。

蔵の中や庭園は全て中村さんがセルフリノベーションしたそうで、並々ならぬこだわりが伺えます。

カフェメニューは

東京の清澄白河にあるオールプレスエスプレッソの豆を使用しています。

茶室でコーヒーをいただくアキラ&てるてる。

また自家製のワッフルや牛乳プリンは山北町の薫る野牧場の牛乳を使っていて、

濃厚な味わいを楽しむことができます。

牛乳プリンを吸い込むカピバラ。

照井「牛乳プリン美味しいっす!濃厚なミルクの味がします。」

元々は100年ほど前からある酒屋の蔵を中村さんが購入。

蔵の中は冬でも暖かく、防音にも適していることから音楽ライブなども定期的に開催しているそうです。

また蔵の2階は中村さんのプライベート空間で、

趣味の写真撮影などを楽しんでいるそうです。

山北町の長閑な風景にマッチしたカフェでした。

★かしわ坂茶寮
 住所:山北町岸394
 営業時間:11:00~17:30 ※金土日のみ営業

山北駅から徒歩10分ほど。

歩いていると酒屋を見つけました。

早速お邪魔すると、4代目の露木 雅一さんが迎えてくれました。

川西屋酒造店は明治30年創業の酒蔵で、

丹沢山系の水と厳選した酒米を原料にした「丹沢山」や「隆」などの銘柄の日本酒を製造しています。

露木さんが特別に案内してくれました。こちらは米と水、麹でできる純米酒を作っているそうです。また「お燗」によく合う日本酒をメインにしていることから、1年から長ければ3年も熟成させている日本酒もあるそうです。

製造所には2万本もの日本酒を熟成している倉庫もありました。

蔵の中ものぞかせてくれました。

「山田錦」や

足柄平野でとれる「若水」という米も酒蔵にありました。

さらに奥に進むと熱々の燗が!!

食事をしながら飲む食中酒にこだわっているそうで、

社員の賄いのために用意した刺身とともに試飲しました。

米の旨味が口の中に広がり、

酒も刺身もより美味しく感じられるそうです。

この時は上槽という

醪を日本酒と酒粕に分ける作業を行っていました。

分離した酒の匂いを嗅いで興奮を抑えきれないアキラさん。

すでに酔っているのかもしれません。

寒い冬の日。身体に染み渡る極上のお燗でした。

★川西屋酒造店
 住所:山北町山北250
 TEL:0465-75-0009

続いて、山北町の丸山の頂上にある「トヤマ」を訪ねた二人。

こちらの企業は最先端の実験装置を開発しているメーカーです。

その社屋の屋上にドーム状のものを見つけました。

それが何かを探るべく訪ねると、遠藤社長が気持ちよく迎えてくれました。

話を聞くとドームは天体観測室とのこと。

エントランスにはトヤマが製造した機器が陳列していました。

その中には加速器に使われる電子銃も。

さらに科学のための功労を表した数々の賞状も展示されていました。トヤマでは仙台の東北大学のキャンパス内に作られた次世代放射光施設「ナノテラス」の製品やJAXAのはやぶさ2が小惑星のリュウグウから回収したケースを地球上で最初に開ける超高真空チャンバーなどを製造したそうです。

高精度の機器を製造することから、

騒音が少ないクリアな環境を求めて山北町の自然豊かな場所に工場を移設したそうです。

社員食堂は広く晴れた日は富士山を眺めることができます。地域貢献にも力を入れているようでコロナ前までは市民の一般開放もしていました。

またこちらでは地元産の野菜などを使ったメニューも提供しています。

天体観測室は社員の感性を磨くために設置したそうで、

星空を眺めることができるそうです。こうした環境が日本の未来を支える高度な技術を生み出してくれるかもしれません。

★トヤマ
 住所:山北町岸3816-1
 TEL:0465-79-1411

JR御殿場線の山北駅にやってきました。

明治22年東海道線の開通と同時に山北駅が開業すると、山北町は鉄道の町として盛えたそうです。今でもその名残を感じることができ、かつて走行していたD52型蒸気機関車が山北鉄道公園に保存されています。

そんな山北駅前の和菓子屋「秋月堂」には、

石炭糖の昇りが掲げられていました。

早速、店内にお邪魔して、

店主の石田さんにそれを見せてもらうと

真っ黒な石炭がボロボロと出てきました。

話を詳しく聞くとそれは石炭の形をした和菓子でした。

石炭糖は「鉄道のまち」山北町を盛り上げようと石田さんが開発した他ではまず見ることがない漆黒のお菓子でした。

石炭糖は砂糖を寒天で固め乾燥させ、竹炭で着色した琥珀糖のようお菓子。

石炭の絶妙な照り輝きまで再現しているのは驚きです。

みかん味といちご味 季節によってはぶどう味もあり常温で日持ちもするそうです。

石炭糖はこれから話題になりそうです。

★秋月堂
 住所:山北町山北1920
 TEL:0465-75-0113
 営業時間:8:00~19:00
 定休日:不定休

ランチは毎週金曜日のみオープンしているお店を訪ねました。

「こはぐの台所」は昨年7月にオープンしました。

心育(こはぐ)は代表の長谷さんが始めたコミュニティで、約40名の方々が参加しています。

農業を通じてコミュニケーションを広げようというのが目的で、

団体は中井町や二宮町、山北町などに農園を所有して自家栽培しています。

収穫した野菜の美味しさを自分たちだけでなく多くの人に伝えようと、週一の飲食店「こはぐの台所」を始めました。

こちらは昭和50年に建てられた民家でアットホームな雰囲気が漂っています。またメンバーの手芸なども販売しています。

そして気になるランチメニューは?

自家栽培の野菜をふんだんに使った御膳は手作り餃子がついてボリューム満点で、味噌汁も大豆から作っているそうです。

さらにちゃんぽん風ちぎれ麺や

マーラーちぎれ麺も

美味しくいただきました。

さらに「こはぐの台所」ではお弁当も販売しています。

野菜の美味しさを思う存分感じられるスポットです。

★こはぐの台所
 住所:山北町山北454
 TEL:080-3541-0222
 営業時間:12:00~16:00 ※毎週金曜日のみ営業

今回の「山北町」の旅はいかがでしたか?

番組では、アキラさん&照井アナへのメッセージ、ご意見・ご感想、あなたの町のレア情報など、皆様からのメッセージをお待ちしています!

次回のあっぱれ!は、2/3(土)「二宮町」からお送りします。

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