【イチバン！！】日本一長い直線道路　国道１２号に密着　沿線グルメにその歴史

美唄市からスタートし、奈井江町、砂川市、滝川市まで
ずーっとまーーーっすぐ伸びています。

森唯菜アナ「ありましたね。直線道路日本一、２９．２キロ！しかも日本一なんですね。は～すごい」

やってきたのは、奈井江町の道の駅ハウスヤルビ奈井江のラーメン店。
道内に５店舗を展開する人気チェーンですが、
ここでしか食べられないメニューが話題を呼んでいます。
つやつやの麺を魚介香る醤油スープにつけていただく、
その名も『直線道（ちょくせんどう）日本一つけ麺』です。

森唯菜アナ「お？長いですね。長いですよ。これはもしかして？」
店長・清水さん「だいたい５０センチから６０センチの長さ」

７０センチを超える麺も！

森唯菜アナ「いただきます。うーん、おいしい。麺もちもちしています／６回ぐらいすすらなきゃいけないですけど、もちもちしつつも、つるっと食べられるので、すごい食べやすいです」

（ずるずるする森唯菜アナさんを重ねて）

札幌の製麺所に依頼し特注で作ったという麺
店長・清水さん「通常の麺は１分半ぐらいなんですけど、つけ麺の場合は太麺で多いので、５分茹でています」

ゴールデンウィークに入って人気爆発、１日４０食出た日もあるそうです。

店長・清水さん「みんなのきっかけになって、ここも賑わってくれればいいなと思いますね」

日本一の直線道路をきっかけに地域に賑わいを。
奈井江町がユニークな取り組みを始めたと聞きつけ、
役場を訪ねると…

奈井江町役場・企画財政課政策推進係田宮由久係長「こんにちは～」
スタッフ「ずどーんというネクタイが…」
奈井江町役場・田宮係長「こちらは、奈井江町のキャッチフレーズ、ずどーんです」

奈井江を堪能したあとはお隣の砂川市にも寄り道。
高速の休憩所として有名な「砂川ハイウェイオアシス館」

直線道路スイーツは、スティック型ワッフル！
森唯菜アナさんの顔の大きさを超えるビックサイズです。
砂川産の米粉と卵にこだわっているそう。
森唯菜アナ「ではでは、いただきます。なが！うーん、あまい、おいしい！米粉なので、もちもちしてます。一口食べてもまだこんな残ってますよ。大満足」

お土産に一度に何本も買っていく人も。

（イチバン！アイキャッチ）

国道１２号がどうしてこれほど長くまっすぐになったのか、
その理由を解き明かすため、
道路を維持管理する開発局の事務所にやってきました。



北海道開発局札幌開発建設部都市圏道路計画課
石井智章課長「明治１９年の時に、岩村通俊という当時の（北海道庁）長官が、札幌から旭川につながる道路を作れと命令して、そこからわずか３ヵ月ぐらいで直線道路ができたという歴史があるんです」
森唯菜アナ「３ヵ月で！その時点で日本でイチバン長い道路だったんですか」
石井課長「その時点で日本でイチバン長い道路だったと思います」

北海道の発展の要所となる札幌から旭川までの道。
工期を短縮するため、
当時、「なるべく直線道路となす」という指示のもと、
工事が進められました。


ＮＰＯ法人ほっかいどう学推進フォーラム理事長新保元康さん「囚人、要するに犯罪を犯して刑務所に入れられていた、昔は集治監と言われてましたけど、そこに入っていた人たちに道路を作らせたと言われていますね／短期間に木を切り倒したり、ドロドロのところを直しながら進んで、今では想像できないような大変な苦労で、その作業がきつくて命を落とされる方もいたと聞いている」
砂川市の空知太神社（そらちぶとじんじゃ）には、
工事で亡くなった人の慰霊碑も建てられています。

新保理事長「私たちが安全で安心なしかも快適に大型連休も楽しく移動できる／その原点にあったのは、囚人の皆さんが一生懸命北海道の大自然の中で少しずつ直して、この道を作ったという歴史がある」

北海道の発展を支えた日本でイチバン長い直線道路。
国道１２号今後も周辺地域の発展に注目です。


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