【ITパスポート】 #18 技術経営(ストラテジ分野)

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この動画では、 技術経営に関する用語について解説します。

▼目次
0:00 自己紹介
0:12 MOT(技術経営)
0:44 イノベーションのジレンマ
1:26 技術ロードマップ
2:08 魔の川、死の谷、ダーウィンの海
3:45 特許戦略
4:04 特許ポートフォリオ
4:42 APIエコノミー
5:45 ハッカソン
6:06 試験ではこう出る!(まとめ)
6:37 令和3年春期 問31 過去問題

▼内容
今回の動画では、「技術経営」について解説するよ。
MOT(技術経営)
MOT とは、イノベーションをビジネスに結び付けて企業の成長を図る考え方だ。
イノベーションとは、新しい技術を取り入れることで、革新的な価値を生み出す「技術革新」を表す。
MOTは「Management Of Technology」の頭文字で、日本語では「技術経営」という。
まずは技術経営を実践する上で、気を付けなければならない「イノベーションのジレンマ」を紹介しよう。

イノベーションのジレンマ
イノベーションのジレンマとは、業界トップの企業が既存製品の改良ばかりに力を入れて、新しい技術の研究を疎かにした結果、新たな市場への参入が遅れてしまい失敗すること。
技術経営において、利益を出している製品を改良してシェアを安定させることと同様に、新しい技術を取り入れたイノベーションに着目することも重要なんだ。

では、これから出てくる新しい技術を、企業はどうやって見極めているんだろう。
重要なのが、次に紹介する「技術ロードマップ」だ。

技術ロードマップ
技術ロードマップとは、いつどのような技術が実現しそうであるのかを時間軸で表した図。
技術ロードマップは技術予測手法のひとつで、縦軸を技術、横軸を時間として表す。
業界全体を見て、これからどのような技術が出てくるのかを知ることは、技術開発戦略を行う上で重要だ。
そこで、経営者や技術者が、常に最新の技術ロードマップを理解しておくことが重要なんだ。
次は、技術経営において、新しい製品が市場に受け入れられるまでにぶつかる困難について確認しておこう。

魔の川、死の谷、ダーウィンの海
新しい製品が、研究段階から市場に受け入れられるまでを、「研究」、「開発」、「事業化」、「産業化」の4つの段階に分けると、それぞれの段階を進んでいくには、さまざまな難関を乗り越えなければならない。
この難関を、それぞれ「魔の川」、「死の谷」、「ダーウィンの海」という。
魔の川とは、研究段階から開発段階へ進むときの難関。
新しい技術を研究しても、社内で検討した結果、実際に製品にはできないという結論に至る場合もある。
開発段階へ進めないと、研究コストは水の泡になってしまうことから、この難関を「魔の川」という。
死の谷 とは、開発段階から事業化段階へ進むときの難関。
製品ができても、販売して利益を得るのは簡単なことではない。
生産体制や流通経路を整えるのにも大きな資金が必要になるため、事業化へ進む段階で失敗すると、会社の死につながる可能性もあることから、この難関を「死の谷」という。
ダーウィンの海とは、事業化段階から産業化段階へ進むときの難関。
製品を販売しはじめてから、ライバル会社との競争に勝ち、市場で安定した地位を築くまでにも困難がある。
この段階は生物の自然淘汰と似ているため、進化論を唱えた科学者の名前から、この難関を「ダーウィンの海」という。

特許戦略
企業にとって、技術経営を考えるのに欠かせないのが、特許だ。
特許戦略とは、自社が取得した特許を最大限に活用するための戦略。
ここで、特許戦略を考える上で重要な「特許ポートフォリオ」を見ておこう。

特許ポートフォリオ
特許ポートフォリオとは、自社が取得した特許をまとめたもの。
以前の動画で、特許権の登録には厳しい審査があると解説したけど、覚えているかな。
せっかく苦労して取ったからには、特許を最大限に役立てたいよね。
そこで、自社が取得したり、出願している特許を、事業への関わり方、製品の売上への貢献度、特許同士の関係性などで分類して、特許ポートフォリオを作るんだ。
特許ポートフォリオを分析することで、特許を最大限に活用した戦略を立てることができる。

APIエコノミー
企業はさまざまな技術を利用して製品やサービスを作り出す。
その際、自社だけではできないことを、他社のサービスを利用して実現することがあるんだ。
それが、「APIエコノミー」だ。
APIエコノミーとは、他社のサービスを利用して、自社だけでは実現できない価値を作る仕組み。

APIとは、システムやサービスの一部を外部から利用する仕組み。
インターネットを通してAPIを利用することで、他社のサービスを繋ぎあわせて、経済的に価値のある新たなサービスを作ることができる。このような仕組みを、APIエコノミーというんだ。
例えば、飲食店などのWebサイトで、店舗の場所を示すのに、Googleマップがよく使用されているよね。
Googleマップは、APIエコノミーの代表的な例だ。

最後に、イノベーションの手法のひとつである「ハッカソン」というイベントについて紹介するよ。

ハッカソン
ハッカソンとは、ソフトウェア開発者がチームとなってプログラムを開発し、その成果を競い合うイベント。
ハッカソンでは、ITエンジニアやデザイナーなど、さまざまな人が集まって意見を出し合い、集中して開発を行うため、新しい事業やサービスが生まれることもあるんだ。

試験ではこう出る!
・特許戦略とは、自社が取得した特許を最大限に活用するための戦略。特許ポートフォリオとは、自社が取得した特許をまとめたもの。
・APIエコノミーとは、他社のサービスを利用して、自社だけでは実現できない価値を作る仕組み。
・ハッカソンとは、ソフトウェア開発者がチームとなってプログラムを開発し、その成果を競い合うイベント。

過去問題
APIエコノミーに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア.インターネットを通じて、様々な事業者が提供するサービスを連携させて、より付加価値の高いサービスを提供する仕組み
イ.著作権者がインターネットなどを通じて、ソフトウェアのソースコードを無料公開する仕組み
ウ.定型的な事務作業などを、ソフトウェアロボットを活用して効率化する仕組み
エ.複数のシステムで取引履歴を分散管理する仕組み

正解は、ア。
APIエコノミーとは、他社のサービスを利用して、自社だけでは実現できない価値を作る仕組みだったね。

イの「著作権者がソフトウェアのソースコードを無料公開する仕組み」は、オープンソースソフトウェアについての記述だ。OSSともいう。
ウの「事務作業を、ソフトウェアロボットを活用して効率化する仕組み」は、RPAについての記述。
エの「複数のシステムで取引履歴を分散管理する仕組み」は、ブロックチェーンに関する記述だ。

以上が「技術経営」の解説だよ。お疲れ様でした!

▼著者紹介 
・高橋 京介
・米サンノゼ州立大学卒業
・元メルカリiOSエンジニア
・Udemy:https://link.it-pass.jp/udemy
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・著書
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