「神宮外苑再開発のしくみを学ぶ——そのイロハから権利変換計画まで」岩見良太郎先生

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2023年9月7日、イコモスからヘリテージ・アラートが発せられ、神宮外苑再開発計画に反対する都民の声は、いっそう高まっています。ここで、再開発事業の撤回に向け、たたかいを強めていくには、再開発のしくみをしっかり学んでおく必要があります。

いま、神宮外苑で進められている再開発は、都市再開発法にもとづく、「第一種市街地再開発事業個人施行」です。ひじょうに複雑なしくみと手続きで進められます。しかも、神宮外苑再開発は、通常の再開発のイメージからかけ離れた、異常ともいえる特異な再開発です。前代未聞の都市計画公園を対象にした再開発、少数の大地主・大資本による巨大な個人施行再開発、しかも、これほど重大な再開発であるにもかかわらず、都市計画事業としては実施されません。

2023年2月17日、都民や専門家が強く抗議する中、再開発の事業計画が認可されました。次に控えているのは権利変換計画の認可です。この権利変換計画も、変則的なものになると予想されます。注意すべきは、認可されれば、従前の土地・建物の権利は、新たな権利に移し替えられ、事業が本格的に開始されます。後戻りさせることは、ほとんど不可能になります。

こうした状況の下、今回の学習会では、この権利変換計画に焦点をあてながら、再開発のしくみについて、お話したいと思います。

【岩見良太郎 プロフィール】
1945年兵庫県生まれ。1969年東京大学工学部都市工学科卒業。1978年 同大学院博士課程修了(工学博士)。青森大学助教授、都留文科大学教授を経て、埼玉大学経済学部教授(1994~2011年)。埼玉大学名誉教授。
1968年、「区画整理対策全国連絡会議」(現在、NPO法人区画整理・再開発対策全国連絡会議)に名称変更)が設立されるとともに、その機関紙、『区画通信』の編集を担当。現在、同連絡会議代表。
著書に、『土地区画整理の研究』(1978年)、『土地資本論 地価と都市開発の理論』(1989年)(以上、自治体研究社)、『「場所」と「場」のまちづくりを歩く イギリス篇・日本篇』(麗澤大学出版会、2004年)、『場のまちづくりの理論 : 現代都市計画批判』(2012年)、『再開発は誰のためか 住民不在の都市再生』(2019年)(以上、日本経済評論社)、等がある。

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