青森・田舎館村「田んぼアート」に異例事態! 第1会場「見頃宣言」できない 何が起きたのか…?

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毎年多くの人を魅了する青森県田舎館村の田んぼアート。2024年は、第1会場が異例の事態となっています。

【田舎館村商工観光課 大高浩慎主事】
「全体的に見えづらくなってしまったために、今回第1会場の方は見頃宣言はできないという結果になりました」

田舎館村役場そばの第1会場。「田んぼアート」は7色10種類の稲穂で作り上げます。

2024年は、育苗段階から10種類の稲の生育にばらつきがあり、例年5日ほどで終わる田植えに1カ月ほどかかりました。その結果、稲穂の長さがそろっていないということです。

【階上町から来た人】
「いつもより色も浅いみたいで」
「バァってなるんだけど、今回はちょっとさみしい感じかなって」

【神戸市から来た人】
「もっとこれから良くなるんですかね、どうなんですかね」
「なんとなく、なんかこの辺がどうかなという・・・」

2024年の題材は、葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」と、近代日本医学の父で新千円札にもデザインされた「北里柴三郎」。色の濃淡がうまく出ず、人物の顔はなんとか分かるものの、波の荒々しさは出し切れていません。

【田舎館村商工観光課 大高浩慎主事】
「本来であれば、例年この時期色鮮やかに出て、皆さんにすばらしいアートを提供できるといった状況であったんですけども、今まではそうだったんですけど、今回それができないということで、とても悔しい気持ちでいっぱいです」

来場者数は今のところ前年並みで推移していますが、見頃を宣言できず、今後の落ち込みが心配されます。

一方、道の駅いなかだての第2会場。津軽地方が舞台のアニメ「じいさんばあさん若返る」は、大きな影響は見られず、見頃を迎えています。

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