時間おいて何度も泣く母🐼、我が子と気がついた瞬間と飼育員さん来て再び号泣😢泣きながら子を呼び続ける母パンダ良浜

涙なくしては見ていられない母🐼と子🐼の姿。良浜が楓浜を呼びます。優しい飼育員さんは気持ちが分かっているので一生懸命なだめてくれますが、それでも止めない良浜。親の子を思う姿を思い知りました。いつまでたっても親は親。親の心子知らず。のような、まるで、人に教えを説いているような動画です。
＝パンダについての飼育下の説明＝
ちなみに、ジャイアントパンダは一頭で暮らす動物です。雄は繁殖に関与するのみで、一切子育てには関係ありません。繁殖行動の時期だけ雄と雌が近くに居ます。雌はおおよそ、１５０グラム程度のいわば、未熟児のような子どもを産み育てます。４カ所からの母乳のみで大事に抱いて育てますが、パンダは見る見るうちに大きくなって、１歳で３０Ｋg、２歳で６０Ｋgぐらいになります。そんな中、やがて、子どもは自分で竹を食べたり文字通りオトナへと近づきますが、子どもの育ち具合を母親パンダは見ていて、ある程度大きくなると、子どもであっても敵と判断し、攻撃するようになります。子離れです。その時期は２歳くらいまでの間、ということですが、多少差はあります。この子は1歳6ヶ月で、あらかじめ親と子を引き離しました。多数のパンダを育てた実績のある専門チームスタッフの判断です。飼育下のパンダですので、攻撃が始まると、命を落とすような事故が起こる可能性があります。その理由は、自然界では逃げまくる場所が有りますが、園では広さが限られていて、逃げ切れないためです。また、親子の間に人間が割り込む訳にもいきません。パンダの扱いはライオンと同じで、厳重に管理されます。そして、親子は別れ別れになり、やがて親は子のことを忘れていきます。子も親のことを忘れます。
こちらの動画で、母親パンダが、別れたはずの子どもの施設になぜ居るのか？、その理由ですが、中国との取り決めで生まれた子どもを返す、「ブリーディングローン契約」という方法をとっています。そのため、今回、7頭のうち、３頭が中国に移動することになり（2023年2月22日返還）、検疫体制に入りました。その建物は検疫エリアとなって、色々制限されます。そのため、検疫の対象となるパンダ以外は、いくら家族であっても、近くや同じ屋根の下に置けない、ということで、一時的に、子ども達が居る別の本施設（３００m離れた別の建物）にうつりました。その場所がこの動画の場所です。
ということで、移って間もない日、母親パンダ良浜がこども楓浜を覚えていた、というものです。子どもは急激な成長もあり、あまり覚えてはないようですが、臭いなどが隙間から伝わると気がつく可能性があります。では、なぜ、一緒にしないか？、ですが、ケンカが始まるからです。このような興味ある行動をとったとしても、パンダはとても力が強くて、たとえじゃれ合って絡み合ったとしても、怪我をすることになります。そのため、区切りを設けて飼育している、ということです。繰り返しになりますが、「パンダは元々、単独で暮らす動物」で、２歳くらいになると、母親は我が子も縄張り争いで、敵とみなすようになり、攻撃を始めます。
母親パンダが生まれた直後から、大事に大事に育ててきた我が子も独り立ちすれば、母親パンダと普通は二度と会うことはありません。そういう意味で、たとえ、ガラス越しとはいえ、この動画はかなり貴重なものといえます。

#楓浜 #アドベンチャーワールド良浜