特殊メイクでヒロシマ原爆の壮絶さを表現/映画『8時15分 ヒロシマ 父から娘へ』予告編

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1945年8月6日。ヒロシマを生き抜いた少年がやがて父となり、現代を生きる娘に伝えた想い。それは、父から娘へ託された、平和を願う永遠のメッセージ。『8時15分ヒロシマ 父から娘へ』2021年7月31日公開。『8時15分 ヒロシマ 父から娘へ』レンタルはこちら!https://amzn.to/46WupGy

1945年8月6日、世界で初めて広島に投下された原子爆弾を至近距離で被爆した父・進示さんの壮絶な体験を、被爆2世である娘の美甘章子(みかもあきこ)が、長い時間をかけて丹念に聞き取り、2013年英語で書籍化。2014年日本語版「8時15分 ヒロシマで生きぬいて許す心」(講談社エディトリアル)を出版。2020年にエグゼクティブ・プロデューサーとして、家族らの支援を受けながら、手弁当で映画化した。

この度、予告編が完成。

激しい光が一瞬にして進示を真っ暗闇の奈落の底に突き落とした。史上初めての原子爆弾は広島中を焼き尽くし、瞬く間に7万人以上の命を奪った…娘章子へそのときの恐怖を克明に語りながらも、許す心を説く父進示、父娘の姿を、美しい旋律とリアリティあるCG映像で綴る。

1945年8月6日、第二次世界大戦中の広島は、普段と変わらない朝だった。父の福一と共に建物疎開の準備をしていた19歳の美甘進示は、自宅の屋根に上って瓦を剥がしていた。その時、目をくらます激しい光が襲った。その"爆発する太陽"は一瞬にして進示を真っ暗闇の奈落の底に突き落とした。史上初めての原子爆弾は広島中を焼き尽くし、瞬く間に7万人以上の命を奪ったのだ。

真夏の炎天下、父と息子は想像を絶する苦痛の中、ひどく焼けただれた体を引きずって、救助を探し彷徨う。あたり一面息絶えた人々と呻き声で埋め尽くされ、救いの手はどこにも見当たらない。進示はあまりの激痛から解放されたい一心で、死にたいとすら願った。だが父・福一の力強い言葉に支えられ、進示は必死で前へ進む。しかし、父と離れ離れになった進示はひとりきりになり、毎日父が探し当ててくれるのを待っていた。

3ヶ月後なんとか歩けるまでに回復した進示は、父を探して自宅のあった場所に戻った。そこで燃え尽きた瓦礫の中から、ガラスは吹き飛び、高熱により原爆炸裂の時間「8時15分」の針の影が文字盤に焼きついた父の懐中時計を見つける。全て焼き尽くされた広島で進示を家族や先祖と結びつけるものはそれしかなかった。

40年の月日が経ち、進示の平和への願いは形となってニューヨークにある国連本部に届く。しかし、その数年後ニューヨークを訪れた娘の章子は驚くべき事実を知る。日本中を駆け巡ったその知らせは、新たな恵みへと導く光となる―。
『8時15分ヒロシマ 父から娘へ』2021年7月31日公開

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