【パリ五輪開幕まで50日を切る】「テロ対策」「セーヌ川の水質」「渋滞」…市民からは不安の声【現地から中継】

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いよいよ開幕まで50日を切ったパリオリンピック・パラリンピック大会。選手村も公開されるなど準備が進んでいますが、課題も山積みです。
(神志那諒記者)
「トライアスロンなどが行われるセーヌ川にかかる、アレクサンドル3世橋です。道路が完全に封鎖されていて、観客席をつくる作業が急ピッチで進められています」
パリの街は、“オリンピックムード”へと変化しつつあります。
マリー・アントワネットやルイ16世が処刑され、フランス革命を象徴する場所となったコンコルド広場。広場の中心に設置された会場では、今大会で新たに採用された「ブレイキン」や「スケートボード」などが行われます。コンセプトは「街中にスポーツを」。競技場はパリが誇る世界的な観光名所など95%が既存、または仮設の会場となります。セーヌ川沿いに設けられたのは、受け入れ準備が進む選手村。大会期間中の夏には過去、気温40℃を超えたこともあるパリですが、選手村にはエアコンがありません。パリ市内では景観保護のため室外機の設置が禁止されていて、冷たい地下水を使った「床冷房システム」が完備されています。
またベッドは東京大会に続き、日本のエアウィーヴ社製の「ダンボールベッド」が採用されました。
開幕に向け着々と準備が進む中、ある問題が・・・
競技場周辺では設営工事のため道路を封鎖。その影響で周辺道路は、迂回してきた車によって、交通渋滞が発生していました。さらに大会期間中は、競技場周辺で交通規制が実施され、さらなる渋滞が予想されます。こうした状況にパリ市民からは・・・
「自宅から職場へ行くにはセーヌ川を渡らないといけないから、厄介だよ。でも仕方ない。」
「五輪期間中はパリを離れるつもりだよ。友人たちも同じようにする予定さ」
「正直言って心配。経済面から人が集まるのはいいことですが、とても不安です。」
「道頓堀川よりもはるかに汚い」セーヌ川でトライアスロン 水質は大丈夫?
(Q.セーヌ川でトライアスロン競技。水質問題が心配されているが?)
 最近は晴れの日が多く、現在は比較的きれいな状態ですが、それでも深緑に濁っているという印象です。国などは2000億円以上かけて浄化施設を整備して、実施に自信を見せています。しかし、水質改善が間に合うか心配する声もあります。ある団体が独自に水質調査をしたところ、競技実施の基準を満たしていなかったと警告しています。数値的にも「大阪の道頓堀川よりもはるかに汚染されている」というデータもあり、選手の体調が心配されます。実際に私たちも取材に行きましたが、大雨が降った翌日、セーヌ川の水は濁っていました。実施競技のうち、トライアスロンの混合リレーは閉幕式に近い日程で延期ができないので、最悪の場合は水泳競技を中止して、地上競技のみで行う可能性もあります。こうした状況ですが、運営側は実施に前向きで「5月に雨水をためる水槽も完成したので問題ない」という姿勢です。
(Q.開会式でのテロ対策は?)
開会式は約30万人が集まると想定されていて、テロの懸念は消えません。対策として、開会式の前後は、パリから半径150キロ以内は航空機飛行禁止にします。また、シャルル・ド・ゴール空港を含む3つの空港も、開会式前後は閉鎖することとなるそうです。
また、セーヌ川周辺はアパートが多い区域ですが、立ち入り制限エリアとなります。住民も事前に個人情報を登録して、QRコードを取得しておかないとエリアに出入りできません。先日、私も登録しましたが、なぜか「許可されませんでした」とのメールがきました。最悪の場合、私の自宅に帰ることができない事態が起きるかもしれません。
こうした生活の不便さもあり、「五輪期間中はパリから脱出する」と話している市民も多いです。課題が残るパリオリンピック。開幕は7月26日です。
(『newsおかえり』2024年6月7日放送分より)

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