ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」より第１プロムナード / Mussorgsky “Tableaux d'une exposition” 　Promenade

ムソルグスキー：組曲「展覧会の絵」より
第１プロムナード

Mussorgsky：“Tableaux d'une exposition” 　Promenade


あけましておめでとうございます。
新しい一年のはじめにご紹介するのは、ムソルグスキーの『展覧会の絵』より“プロムナード”です。

ラヴェルによる管弦楽編曲版が有名なこの曲は、元はムソルグスキーが作曲したピアノ組曲です。このプロムナードは管弦楽ではトランペットソロから始まります。

この『展覧会の絵』という組曲には“プロムナード”と名のつく短い曲が、表情を変えながら各曲の間にいくつか挿入されています。これはムソルグスキーの友人であった画家ハルトマンの展覧会で、ムソルグスキー自身の歩く姿や心情の変化を表現しているとされています。
楽譜を見ると5/4、6/4拍子等の普段はあまり接することの少ない拍子が交互に出てきますが、わりとフレージングが明確でわかりやすくなっています。テクニック的には分厚い和音が連続し少し力技感が否めませんが、リストの『献呈』のときのように、共通する音を見つけるのが有効に思いました。

厳かで重みのある雰囲気で、由緒ある美術館の入り口に立ち、これから様々な絵とその想いに触れるムソルグスキーの心情が伝わる作品です。


それでは今年一年が、皆様にとって素晴らしい年になりますように。
どうぞよろしくお願い申し上げます。



#ピアノ　#発表会　#ムソルグスキー #展覧会の絵
【このチャンネルでは教材や発表の場で弾きたいピアノ曲をご紹介します♪】

Pf. D.Yoshimon

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