石破総裁が食べた「豊橋カレーうどん」売り込んだ店主は地方創生に期待　愛知 大村秀章知事は…疑問視

石破総裁が重点政策の一つに掲げているのが「地方創生」。愛知県とも意外な縁がありました。

（総裁選2020HPより）
「愛知の皆さんこんにちは。石破茂です」これは4年前の総裁選でホームページに公開した、愛知県の有権者に向けたメッセージです。私たちが注目したのは。

（総裁選2020HPより）
「豊橋のあのカレーうどん、これはすごいですね、びっくりしました」

ご当地グルメ「豊橋カレーうどん」。うどんの下にとろろご飯が入っている一風変わった名物ですが…

「カレーが好きで…」

1958年創業の豊橋市のうどん店 大正庵。店主の清水稔さんらは9年前、地元議員の仲介で当時 地方創生担当大臣だった石破総裁に、まだ無名だった「豊橋カレーうどん」をなんとかPRしたいと、東京の大臣室まで出前したのです。

（大正庵店主 清水稔さん）
「（店で）うどんを打って、おつゆを作っていった。運ぶ荷物が大変だった、新幹線で行ったので。石破大臣カレーが好きで、カレーうどんを大変喜ばれた」当時の安倍内閣の目玉政策は地方創生。石破総裁はその初代担当大臣として全国を回りました。

（地方創生担当大臣就任時の会見 2014年）
「元気で豊かな地方の創生に向け、魅力ある街づくり・人づくり・仕事づくりを進めたい」東京一極集中の是正や、人口減少対策を掲げる石破総裁の誕生を店主の清水さんは歓迎しています。

（大正庵店主 清水稔さん）
「怖い顔をしているなどと自分で言っているが優しい人。（総裁就任は）うれしい。いままでいいところまでいって落ちていたので」

愛知・大村知事は疑問視「ゼロ回答だった…」

名古屋の街の人も。

（街の人 40代）
「鳥取出身で地方の人なので、地方創生、頑張るのでは期待している」

（街の人 50代）
「どうしても関東に集中しているので、できればもう少し地方に分散して、経済圏も広がっていくといいと思う」一方、実行力についてはこの人から疑問視する声が。

（愛知・大村秀章知事 9月27日）
「安倍内閣・石破地方創生担当大臣のもとで、国の機関の地方移転を大風呂敷に近いぐらい風呂敷広げてやったが、私どもいくつか手を挙げてもゼロ回答。地方創生と言うのであれば、東京一極集中の解決に取り組んでほしい」石破総裁、こんなことも過去に言っていました。

（総裁選2020HPより）
「愛知県から新しい日本を。私はそれを皆様方と共にやって行きたいと思っております」

その舵取りに注目です。

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