高橋伸彰 立命館大学教授 「現代日本の貧困」⑤ 経済学の貧困 2015.4.8

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Nobuaki Takahashi, professor, Ritsumeikan University
立命館大学の高橋伸彰教授が「経済学の貧困」と題して話し、記者の質問に答えた。
司会 軽部謙介 日本記者クラブ企画委員(時事通信)
日本記者クラブのページ
http://www.jnpc.or.jp/activities/news...

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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2015年5月号に掲載)

求められる「経済学の貧困」の解消

「へそ曲がり。嫌いなのは権力」。ツイッターの自己紹介にそう書く人である。会見を聞いて、なるほど、と思った。

貧困や格差がなぜ今ごろ、世界的に課題になっているか。その理由を「経済学の貧困」と言い切る。問題を解決する経済理論を確立できず、実践的な解決策も提言できなかった、と。

英国の女性学者ジョーン・ロビンソンが「経済学の危機」を唱えた1970年代。日本では公害問題、米国ではベトナム戦争による疲弊が「成長志向の経済」の転機になると思えた。だが、相次いで起きたニクソンショックと石油危機が、古い路線への回帰にカジを切らせたのだ、という。

台頭しかけた「成長より分配」は影をひそめ、競争原理と市場メカニズムが重視される時代。そして政府に近づき、政策を売り込む「堕落した経済学者」が大きな顔をする時代が今も続いている、と語った。

批判と反省だけではない。締めくくりに5つの提言もあった。きれいごとと片づけるのはたやすいが、私は共感をおぼえた。詳しくは、日本記者クラブの会見動画の53分あたりから。

毎日新聞論説委員
中村 秀明

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