第2波猛威、ロックダウンのフランスで看護師の離職相次ぐ【現場から、コロナ後の世界】

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シリーズ、「現場から、コロナ後の世界」。そのフランスでは看護師が離職するケースが相次いでいるということで、深刻な問題となっています。
「患者が危険だ、私たちは疲れている」(デモ)

 今月15日、フランス各地で主に公立病院で働く看護師らによるデモが行われました。感染第2波が猛威をふるうなか、看護師らは“今の医療環境や体制ではとても新型コロナに立ち向かえない”と訴えます。

「設備も人も足りていない。この危機に対応できない」(デモに参加した看護師)
「医療従事者は疲れて辞めていく。さらに人手不足なんです」(デモに参加した看護師)

 看護師6万人が回答した調査でショッキングな内容が明らかになりました。6割近くが「疲れ切った」としていて、将来的に仕事を続けるか「わからない」と答えた人が4割を超えていました。この調査を裏付けるように、今、看護師の離職が増えているとされています。

 「コロナ禍が結局いつ終わるのか分からないし、私はもうこの労働環境に耐えられない。先が見えない結末を待つのは無理なので、人生を変えます」(来月看護師を辞める トマ・ローランさん)

 南部リヨンの公立病院などで10年間働くトマさん。コロナの感染者を含め、集中治療室を出た後の患者のケアにあたってきました。同僚らも離職すると言いますが、コロナはあくまできっかけで、仕事を辞める理由は病院施設や待遇など、働く環境が酷いからだと言います。

 「フランスの公立病院は、予算をかけてこなかった。パリでもリヨンでもマルセイユでもボロボロだ。これは、新しい問題ではありません」(来月看護師を辞める トマ・ローランさん)

 トマさんの病院を含め多くの公立病院の建物や設備が老朽化していて、中には屋根から雨漏りするような場所もありますが予算が不足し、なかなか改善されないといいます。

 また、フランスの看護師の給与はOECD(経済協力開発機構)に加盟する32か国中28位です。例えば、隣国ドイツと比較すると年収で1万ドル以上、日本円で100万円を超える開きがあるほか、人手の面でも人口1000人当たりの看護師の数に差があります。

 「もう無理だと思っています。政府の後押しがないし、自分の努力が認められていない。頑張る意味がないと思ってしまいますね」(来月看護師を辞める トマ・ローランさん)

 看護師が職場を去るなか、フランスでは今、新型コロナ患者で集中治療室のベッドはおよそ6割埋まっています。医療従事者の働く環境が命に直結していることを忘れてはなりません。

(JNNニュース 10月30日放送)

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