【音楽ガチ分析】KNOWER『Overtime』~ 超絶ファンキー! やりすぎ4度堆積+盛りすぎグルーヴ感=超カッコイイ

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作曲家のトイドラが、KNOWER「Overtime (Live Band sesh)」を分析します。
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1:37 分析はじめ

☆楽譜の動画→   • 【耳コピ楽譜】KNOWER『Overtime』  

〈KNOWER(ノウワー)〉
アメリカLA発の音楽ユニット。
メンバーは、作曲・演奏をつとめるルイス・コール(Louis Cole)と歌手のジェネビエーヴ・アルタディ(Genevieve Artadi)。
ファンクを下敷きにしつつ、フューチャー・ベースなどEDMの要素をも融合させた非常に独特な音楽性が唯一無二。


〈総評〉

【楽式】
・ヴァース-コーラス形式。
 →ヴァースの繰り返し2回目がサビとなっていて珍しい。
・サビではヴォーカルというより伴奏が主役となっており、面白い。

【リズム】
・ファンクを下敷きとした非常にグルーヴ感の強い16ビート。
 →伴奏楽器にシンコペーションや一時的なポリリズムが多い。
 →その分、ドラムやヴォーカルは4つ打ちのシンプルなリズム。
・ヴァースではベースが和音楽器と同じリズムで動く。
 →ふつうベースはドラムの kick と同じリズムで動き、和音楽器とはむしろ相補的に動く。
・あらゆる楽器で夥しい量のゴーストノートを演奏する。
 →グルーヴ感を盛るため。

【メロディ・和声】
・伴奏はほぼすべての和音が4度堆積和音。
 →そのため「sus4」「m7(11)」といった和音が頻出。
 →4度堆積和音は響きが多義的(長短不明& root の位置が2通り解釈可能)なので、かなり浮いた響きになる。
 →完全4度が目立つせいで陽旋の響きも感じられる。
・伴奏の和音はトップノートがずっと動かない。
 →そもそも不安定なコード進行なので安定感を得るため。
・ベースラインは順次進行を取ることが多い。
 →4度堆積和音の柔軟性が高いせいで、ベースは適当に順次進行しているだけで何となくいい感じの響きになってしまう。
・ファンク的なシーンでは、和音が揺れて一瞬だけ厳しい不協和音を奏する。

【表現】
・伴奏の使い方がことごとく打楽器的。
 →4度堆積和音には調的な安定感がないが、テンションが多く浮いた響きになるため、打楽器的に鳴らした際にはかなりカッコよく響く。つまり、この曲の安定感を担っているのはハーモニーではなくグルーヴ。和音は味付けに過ぎない。
 →恐ろしく多いゴーストノートも打楽器的。

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作曲家のトイドラ → https://tomita-haruki.studio.site/


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