〜猫好きに捧ぐ〜《ねこぜんまい》木下牧子作曲｜リモート二重唱 /ソプラノ-小玉友里花　メゾソプラノ-松浦恵

〜 木下牧子作曲 叙情小曲集「月の角笛」より《ねこぜんまい》作詞：武鹿悦子 〜

ご視聴いただきありがとうございます！
「ゆりめぐチャンネル」は、ソプラノは小玉友里花、メゾソプラノ は松浦恵のリモート二重唱をお送りするチャンネルです。

この曲は〈きらきら星〉の日本語邦訳など、数々の絵本や童謡の邦訳をされている武鹿悦子さんが作詞し、木下牧子さんが作曲した曲です。

ソプラノの小玉は大の猫好きで、実家では三匹の猫ちゃんを飼っています。
猫好きなら伝わると思いますが、「猫は液体」なんて呼ばれ、体が柔軟なのでどんな箱や隙間にもつるっと入って、見事に納まりますし、抱き上げた時にはするっと腕から抜ける瞬間はまさに水のように掴みきれません。そんな不思議な生態系を持つ猫を、武鹿悦子さんは「ぜんまい」に喩えているのが今作品です。なんてユニークな発想なのでしょう！
詩人・中原中也を彷彿とさせる「ゆゆーん」という不思議なオノマトペは、猫が体を伸ばした時の様子を忠実に再現していますし、ぜんまいばねが体に埋め込まれているかのように（ちなみに猫の背骨のあたりの骨は人間に比べて40本ほど多いらしいです。）、くるっとまるまったり、どこまでも伸びてまっすぐにもなったりする変幻自在な猫ちゃんを、木下牧子さんのこの音楽を聴きながら思い描くだけでも猫ミステリーは深まるばかり。不可思議であり可愛くもあり、興味の尽きない猫のことをより一層愛おしく感じてしまいます✨

この魅惑的な名曲「ねこぜんまい」で、少しでも癒されていただければ幸いです。


遠隔での多重録音ですので聴きづらいところもあると思いますが、少しでも楽しんで頂けましたら嬉しいです。

仲良しコンビでお届けいたします「ゆりめぐchannel」応援してくださる方はぜひチャンネル登録をよろしくお願いします*

-------
◎演奏者
小玉友里花（ソプラノ）　松浦恵（メゾソプラノ）　高野泰輔（ピアノ）

♪小玉友里花
広島県呉市出身。東京藝術大学声楽科を首席で卒業。同大学院修士課程修了。安宅賞、松田トシ賞、大賀典雄賞、アカンサス音楽賞、同声会賞、長野羊奈子賞、毛利準賞など数々の賞を受賞。平成26年に皇居内桃華楽堂にて御前演奏会、第84回読売新人演奏会に出演。また、ヴィヴァルディ「グローリア」、モーツァルト「雀ミサ」「ハ短調ミサ」、M.ハイドン｢レクイエム｣、ヘンデル｢メサイア｣、ベートーヴェン「第九」など数々のソプラノソリストを務める。《イドメネオ》エレットラ役でオペラデビューし、国内優秀公演に贈られる第16回三菱ＵＦＪ信託音楽賞「奨励賞」を受賞。そのほかモーツァルト《魔笛》パミーナ役、《こうもり》アデーレ役《伯爵令嬢マリツァ》リーザ役を務める。テレビでは、BS-TBS「日本名曲アルバム」にて杜の音シンガーズのメンバーとして出演。

♪松浦恵
山形北高等学校音楽科、山形大学地域教育文化学部音楽芸術コース卒業を経て、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程声楽専攻(独唱)修了。G.マーラーの歌曲研究で修士号取得。
第４回東京国際声楽コンクール第一位、および東京新聞賞受賞。第３回日光国際音楽祭声楽コンクール準大賞。第87回日本音楽コンクール声楽部門(歌曲)入選。
大学院在学中、学内で推薦され芸大モーニングコンサートに出演し、ワーグナー《ヴェーゼンドンク歌曲集》を芸大フィルハーモニアと共演。
J.S.バッハ「マニフィカート」、ヴィヴァルディ「グローリア」、ヘンデル「メサイア」、ハイドン 「レクイエム 」、モーツァルト「雀ミサ」「ハ短調ミサ」、ベートーヴェン「第九」など数々のソプラノⅡ、アルトソリストを務める。また、メディアではBS-TBS「日本名曲アルバム」にてEnsemble-OASIS、ドリームシンガーズのメンバーとして出演。

#木下牧子 #合唱曲 #リモート演奏 #猫