群青の標

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群青色の空が、夜の残り香を少しずつ飲み込んでいく
街はまだ静かで、風がビルの隙間をすり抜ける音だけが聞こえる
僕のポケットには、小さなメモと滲んだインク
そこには君が最後に書き残した、ひとつの言葉があった

「迷ったら、空を見上げて」
そんな短い言葉だけが、今も僕を導いている
何度も立ち止まっては、何度も空を見上げた
青に染まる空が、僕に答えをくれるような気がした

標識のない交差点で、僕は空を見上げて立ち止まる
君がいた場所へ続く道は、どこにも示されていない
それでも、この空の色が僕を繋ぎ止めている
「大丈夫、きっと進めるよ」――君の声が風に揺れた

群青の標が、僕の心をそっと照らしてくれる
未完成の地図でもいい、この道を歩き続ける
未来がどこにあるのかなんて、誰にも分からないけれど
僕は群青色に染まるその先を信じている

街が少しずつ動き出し、人々の足音が増えていく
誰かの笑い声が風に乗って遠くへ運ばれていく
未完成のままでもいい、この旅を続けたい
君が最後に残した標が、今日も僕を照らしている

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