旧優生保護法の最高裁違憲判決を受け　小泉法務大臣　強制不妊原告に謝罪

小泉法務大臣「私も政府の一員として反省と謝罪の言葉を直接皆さま方にお伝えしたいと思い面会の機会をいただいた。皆さま方一人一人の苦難と苦痛に対して深く心から謝罪を申し上げます」
障害などを理由に強制的な不妊治療を認めていた旧優生保護法を憲法違反とする最高裁判決を受け、小泉法務大臣は2日、被害者や弁護団、支援者あわせておよそ90人と面会しました。被害者らは小泉大臣に、被害者への謝罪と、争いをやめて継続している訴訟の早期の全面解決を求める要請書を渡しました。小泉大臣は、被害者ひとりひとりの話に耳を傾け、最後には握手を交わしました。旧優生保護法の訴訟を巡っては、7月3日に最高裁が5つの訴訟について違憲性を認める統一判断を示しましたが、争いを継続している訴訟もあります。
全国優生保護法被害弁護団　新里共同代表「法務省が争ったことで生きているうちに解決できなかった方が多くいることを理解してほしい。まだまだ全面的解決のめどが立っていない。争うことなく早期の和解を指示していただきたい」

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