【紅い眼鏡】吠える千葉繁！踊る玄田哲章！押井守の夢と虚構/後編【SF映画ゆっくり解説】

＃千葉繁　#玄田哲章 #押井守
前編はこちら   • 【押井守】正義は世界の半分を怒らせる？「紅い眼鏡」男はプロテクトギアの夢を...  

【目次】
00:00 繰り返す解説？
01:42 立食師とは？
03:32 豪華キャストはレジェンド声優
05:36 ストーリー後半解説
13:22 ※ネタバレ注意・ラスト紹介
16:09 独自解説「夢の中の夢」
22:03 低予算＆押井監督の好き勝手映画
26:55 不可解な虚構は誰を救ったか？

【あとがき】

プロテクトギアの魔力に見せられ、決して踏み入ってはならないと知っていながらも、その領域に足を踏み入れてしまった。

幼いころ僕が犯した過ち。すなわち、本作を視聴したのは、とても痛い目を見ることになり、あるいみで僕を大人にした作品。

一体なんでこんな映画を撮ったのか？
一体いつプロテクトギアが出てくるのか？

そんなことばかり考えながら、気が付いたら睡魔に襲われる自分と戦いつつ、なんとか視聴を終えたあの頃。僕には、この映画の良さなどさっぱりわかりません。

というか、今でもわかりません。
なのに、どういうわけか
大人になった今でも、この映画のことばかりはずっと覚えていて、押井守について考えると、真っ先に赤い眼鏡が頭の中のトランクから出てくる・・・押井守といえば、本当に面白いものは他に山ほどあるというのに。

強いていえば、駄作とも傑作ともいえない、とてつもなく特殊な映画。

それを解説するうちに、気が付けば半月。
やりはじめたころ、こんな解説にするつもりなど一切なかったのに
この映画を見続ける中で、監督があまりにも好き勝手に、大真面目にふざけまくっていることに気が付いてしまう。

そう、監督は僕ら視聴者のことなんか、一切考えていなかった。
ただ自分が撮りたいものを、仲間で撮りたい。プロではなく、素人としてのエゴイズムにまみれた情熱。

そんなワガママさを見つけると、僕はなんだか羨ましくて仕方がなくなって
「ああ、僕もやってやる、視聴回数や評価なんか一切気にしないやつを」
と、ついには紅い眼鏡の二次創作として、この意味不明な解説動画を作ってしまったのです。

ただし、決して面白いとはいいません。
しょうじき解説動画自体ウケるとも思えないし、ここで紹介したからといって、紅い眼鏡を見るひとが増えるとも思えない。

それでも一度でいいから、見てもらいたいという欲求。

経験すべきことというか、信じられないほど苦いコーヒーを飲んでくれと言っているような、なにか後ろめたい気持ちしかないのですが──

そんな不思議なススメ方しかできないのは、僕のせいじゃありません。
押井監督が、だいたい全部悪い。いやそうに決まってる。

というわけで、半年という長期にわたる紅い眼鏡の夢から抜け出せたので

次回からはまともにやろうと思います。
たぶん、まだここが夢の中でないのなら。

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