大規模な崩落「このまま黙って朽ち果てるのを…」「朽ちていく姿にこそ魅力」どうなる?タウシュベツ川橋梁

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北海道の上士幌町にあるタウシュベツ川橋梁。北海道遺産にも指定されているこの橋が老朽化による崩落などで危機を迎えています。貴重なアーチ橋は今後、どうなっていくのでしょうか。

その橋は、深い森を越えた先にあります。
大雪山国立公園の中にあるため、たどり着くにはNPOなどが主催するツアーに参加するか、森林管理署の許可を得なければなりません。

中川宙太記者)
「見てください。タウシュベツが見えました。アーチ橋が自然の中に溶け込んでいて風情がありますね。美しい。」。

上士幌町の糠平湖に立つ北海道遺産・タウシュベツ川橋梁。9月から1月にかけての5カ月間はダム湖の底に沈んでしまうことから、「幻の橋」とも呼ばれています。

東京からの観光客)
「壊れちゃうんじゃないかという噂があったので」、「前々から来たかったのでやっと来ることができました」。

富山からの観光客)
「(自分が)生まれたときに使われなくなった。それがまだ頑張って生きているそういうところが見たくて。使われなくなったとしてもまだ残っているので本当にうれしいと思います」。

タウシュベツ川橋梁は1937年から55年まで使用された旧国鉄士幌線のコンクリート橋。帯広市とこの地域を結ぶ大動脈として、林業や人々の生活を支えましたが、糠平ダムの建設によりその役目を終えました。

それからおよそ70年。水位の変化により多様な姿を見せるこの橋を見ようといまも訪れる人は絶えません。しかし、地震や凍結などで橋の老朽化は年々進んでいます。
こちらは5年前のタウシュベツ川橋梁。先週金曜日に撮影した映像と比較すると壁面などが徐々に崩れアーチ橋のつながり部分が細くなってしまっているのが確認できます。
そして日曜日、この時期としてはこれまでにない大規模な崩落が確認されました。

NPO法人ひがし大雪ガイドセンター 上村潤也さん)
「(今回新しく崩落したのは)5個目と6個目のアーチの上の方。今回は地震でもなく雪解けでもないということで本当にここまで傷んだことはなかったので、ついに自然に落ちるぐらいまで来たんだと思います。実際に壁がはがれるほどの大規模崩落が起きると毎日見ている私からするとショックですね」。

橋は、糠平ダムを管理する電源開発の敷地内にありますが、電源開発は「自然物だ」として管理を行っていません。また、上士幌町も保存活動を行う予定はないとしています。

コンクリート製構造物の調査などを行う帯広の北海道CON保全協会。タウシュベツ川橋梁を「延命化」できないか、方法を探っています。

北海道CON保全協会 加藤茂樹理事長)
「そばまで行って(許可を得て)触ってみたがボロボロな状態ですよね」。

コンクリートは凍結を繰り返すことで中の水酸化カルシウムが溶け出してしまうといいます。
協会は、この水酸化カルシウムを補って老朽化を食い止めることができないか研究を進めています。

北海道CON保全協会 加藤茂樹理事長)
「このまま黙って朽ち果てるのを眺めているのも寂しい話だなってことで色々な原因を追求しながら延命化できればいいなって」。

一方、現地のガイドツアーを行うNPO法人の代表は、朽ちていく姿にこそ魅力があると話します。

NPO法人ひがし大雪ガイドセンター 河田充理事長)
「崩れ行く姿が見られる方の共感を集めている。これをきっかけに当地に足を運んでやはり鉄道の歴史上士幌の歴史林業で一時代をなしたその時代ここにそういった人々の暮らしがあったって、それが伝えられるだけでもいい素材だと思います」。

人々を魅了するタウシュベツ川橋梁。この貴重な遺産の今後のあり方が問われています。

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