第371回「本業が忙しくて漫画が…、絵の上手さについて2」【人生思考囲い】

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●お知らせ
中野がWEBラジオ「ラジオ冬瓜」第100回にゲスト参加します。
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   / @radiotougan  

■本業が忙しくて漫画が…
・お便り「本業で会社員をしている中ご縁があり、商業デビューに向けて出版社の方に作品を見て頂いているのですが、なかなか結果が出ない中、本業の方がかつてない終わりの見えない繁忙期に突入してしまいました。そんな中で無理に作品を作っても劣化していく一方で、締め切りを伸ばして貰ったりはしているのですが追いついていない実感があり、正直今の生活をしながら商業レベルの作品を制作するのは無理なのではないかと思っています。なので出版社の方に止めたいという連絡をしたいのですが、一度そんな連絡をしてしまってはもう二度とその雑誌での機会は無いかもしれないと不安に駆られ、質の低いネームを出すことでその場を切り抜けることを繰り返してしまいます。(結果さらに担当の方との関係も悪くなってきてしまいました…)厳しい状況ですが、少しでも前向きに現実と折り合いをつけたいので何かアドバイスなど頂けたら幸いです」
・ばき「これは普通に、今繁忙期なんで何もできません!って担当に伝えればいいんじゃないですか?」中野「そんな気がしますよね。でも繁忙期が5年続くとしたら…??」→だとしてもそれを伝えるしかない
・手塚「僕も兼業なので、担当さんにこの時期本業の方が忙しくなりそうです、出張が入りそうですとかは伝えますね」
・繁忙期が落ち着くまで休むか、忙しい中で漫画のクオリティを上げるテクニックを磨くかの二択?
・手塚「忙しい中で漫画を描くために何が必要か考えてたんですけど、朝に作業を進めるのが重要だな!と気付きました」中野「あぁ~…なんかライフハックっぽいなぁ…」ばき「馬鹿にしてる声色じゃん」
・夜は疲れて元気が無いから朝にやるしか無い→不可能だという点に目をつぶればよぉ~
・一度途絶えてしまったらもう二度とその雑誌での機会はないかもしれない→そんな事は無いと思います!
・手塚「どれだけ間が開いても、面白いもの描いて見せれば機会は生まれると思います」
・連載の途中でバックレたりすると、新たに仕事を頼むの怖がられちゃうかもしれない
・ばき「兼業で漫画描いてる人なんてたくさんいるんだから、このお便りの方の悩みって結構ありふれてるというか…話せば編集さんも分かってくれると思います!」

■絵の上手さについて2
・お便り「以前Twitterで『サザエさん』原作者の長谷川町子先生が油彩で描いた風景画がバズっていました。その絵はいわゆるアカデミックな、正統派に上手いと思わされるようなものでした。しかし、その絵に対してとても多くの人が『長谷川町子は“実は”絵が上手かったのか!』というようなリアクションを寄せていて、私は衝撃を受けました。親の蔵書である『いじわるばあさん』『サザエさん』を幼い頃から愛読してきた者としては、長谷川先生は常にめちゃくちゃ絵が上手いではないかーー!!と思うのです。こういうギャグ4コマ漫画のデフォルメが効いた絵柄があんまり『絵が上手い』という評価を得られないのは、あるあるなのかなあとも思いました」
・お便り「私は絵が下手だけど漫画が描きたい初心者です。カイジから学べることが多そうだなと最近思っています。まずカイジの絵は必要な情報を伝えるという意味では非常にうまく機能していて、それでいて見やすいです。あと感情表現が意外と細かだなと思っています。世間では下手と言われがちですが、違った価値があるのでは?と感じます」
・絵の上手さと絵柄の関係性→「上手い」と評価されがちな絵柄→写実的な絵柄
・手塚「写実的な絵柄は、普段皆が見てる現実に近いから評価しやすいですよね。デフォルメが効いた絵柄は、そのデフォルメの文脈を読めないと評価が難しい気がします」→現実を少ない線数で捉え直す
・中野「日本庭園に枯山水ってありますよね。あれも一種のデフォルメ表現だよなと思います。小さな岩や砂を巨大な山河に見立てることで、写実以上の表現に迫ろうとしてる、みたいな感じなのかな…と思ってます」→抽象画
・デフォルメが強まれば強まるほど、その意味(良さ)を読み解ける人が少なくなっていく傾向がある→手塚「普遍的な良さを持ったデフォルメ、みたいなものを発明した人が特異点として扱われる気がしますね」→鼻の穴をどうデフォルメするか
・ばき「長谷川町子先生の絵柄について言うなら、新聞上で連載していたものだろうから、印刷の精度とか含めて、媒体に即した絵柄なのかな~とも思います」中野「風刺画、カートゥーン方面由来の絵柄に見えますね」
・絵柄の良さ悪さ、魅力の説明って難しい→だって良いと思うんだもん!!
・中野「表現と手法の関係性で言うなら、例えば俺は漫画を描いてますけど、別に自分が表現したいことに一番向いてる手法だから漫画を選んでる、ってわけじゃないんですよ。単に漫画という手法に愛着があるだけなんです。絵柄も同じで、俺は自分の絵柄は愛着と妥協の産物だと思っているので、そういう意味では全然『上手い絵』じゃないなと思いますね」→俺にはこれしかないんだ!だからこれが一番いいんだ!
・ばき「ある程度は誰だってそうだと思いますよ。ストーリーだって、どんな話も描けるわけじゃないから、自分にできる範囲の手法で最適な表現を探っていくだけで…」
・手塚「小畑健先生や池上遼一先生は、ネーム原作によって絵柄を変えているのが凄いですよね」→絵が上手い…!!

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