#逸品

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県内全域が大雨に見舞われた3月21日の日曜日。清水町のあるお店の前には、長い列ができていました。
<並んでいる人>「なかなか買えないと聞いたので、これは並びに行くしかないなと」「週に2日しかお店がやっていないという話だったので、今日しかないねって」
 “なかなか買えない”“週に2回しかやっていない”いったい何を売っているところなのか、日を改めてお邪魔しました。
<中西結香記者>「こんにちは。かわいいお菓子がたくさん並んでますね。これはなんていうお菓子なんですか?」
<ななカヌレ 花井美里オーナー>「これはカヌレというお菓子です」
 きょうの逸品は、フランスの伝統的なお菓子「カヌレ」です。フランスと静岡、少し縁遠いようにも思えますが、このカヌレには秘密があるんです。
<ななカヌレ 花井美里オーナー>「こちら、寿太郎マーマレードのカヌレになります」
<中西結香記者>「(試食)カヌレ初めて食べたんですけど、外がサクサクで中がしっとりで初めての食感です。ミカンの果肉も入ってるんですね」
 このカヌレには、沼津名産・寿太郎ミカンで作ったマーマレードが使われています。こちらには裾野で採れたお茶が、さらにこれは、沼津の酒蔵が作った甘酒を使っています。どれも、地元自慢の食材にこだわった逸品なんです。
<ななカヌレ 鈴木匠さん>「自分のお店で作ってるんですけど、自家製の寿太郎のマーマレードジャム。これを混ぜ込んで、生地を1晩から2晩寝かす。知り合いのミカン農家さんから寿太郎を買って。うちのお店はミカンの皮ごとジャムにして、皮の苦みと甘みが調和したような自家製のジャム」
 では、なぜ静岡満載のカヌレを作ったのでしょうか。
<ななカヌレ 花井美里オーナー>「静岡県にはおいしい食材がたくさんありますし、海も山もありますし、せっかく静岡県でお店をやらせてもらうのであれば、地元の食材を使わない理由はない」
 さまざまな食材に合うよう100種類以上のカヌレを食べて研究し、いまのカヌレが生まれました。
 カヌレ専門店を営む花井さんには別の顔があるんです。
<彩り居酒屋 花の菜 花井美里オーナー>「お待たせしました。馬三種盛りです。タンとレバーと赤身です」
 夜は居酒屋のオーナーです。そんな花井さんがカヌレの店を始めたのにはワケがありました。
<彩り居酒屋 花の菜 花井美里オーナー>「きっかけはコロナの影響。お店が暇になったので、空いた時間もできて、いろんなことを考える時間もできて、もともとお菓子が好きで、お菓子のことにも興味があったので、カヌレでお店ができないかなと思って」
 本業が新型コロナの影響を受ける中、新たなチャレンジとして始めたカヌレの専門店。あっという間に人気の店となりました。
<ななカヌレ 花井美里オーナー>「私が、自分がもらったら嬉しいもの、見たらテンションが上がるものをお客さんにお伝えできれば」
 大きなピンチもチャンスに変えた花井さん。静岡のおいしい食材と、お客さんへの想いが詰まった、いま注目の逸品です。

#オレンジ6 3月24日放送

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