【大きくてビビりました】泳ぐダイオウイカの撮影に成功！　ダイビングインストラクターの夫婦「貴重な体験」【兵庫・豊岡市】

兵庫県豊岡市の海で、深海にいるはずの巨大生物が発見されました。泳ぐ姿の撮影にも成功したということです。
　ＡＢＣテレビのカメラが向かったのは、自然に囲まれた兵庫県の最北端にある、兵庫県豊岡市竹野町の猫崎半島。　巨大生物を撮影した、ダイビングインストラクターの田中陽介さん・美紀さん夫婦に、その場所を案内してもらいました。
　（田中陽介さん）「この真正面。最初はちょうどこの辺りに浮いていました。急いで準備して、飛び込みました。上から見るよりも大きくて結構ビビりました」
　そして６日の午後４時ごろ…海の中で捉えた映像がこちらです。ギョロッとした大きな目に、長く伸びた足。悠々と泳ぐ巨大生物の正体は、ダイオウイカ。
　（陽介さん）「まさかダイビングで、生きたダイオウイカに会えるなんて思っていなかったので、貴重な経験が出来た。生きているのに出会えたっていう興奮もすごくあって、適度な距離感をちょっと意識しながら、近づくようにはしました」
　そしてなんと！並走しながら泳ぐことにも成功。こうして見てみるとダイオウイカがどれだけ大きいかがよく分かります。
　（陽介さん）「僕が身長１８０センチぐらいで、僕の１．５倍ぐらいあったので、おそらく２．５ｍから３ｍぐらいのサイズだと思います。今まで見てきた大きい生き物っといっても、エイとかそういうのだったりするので、ここの竹野町で見た生き物の中では、過去一番大きい生物です」
　普段、アジやカマスなどが生息しているという、猫崎半島のあたりですが、最初に違和感を持ったのは地元の釣具店の店主・与田勉さんでした。
　（与田勉さん）「白い木の棒のようなものが見えたんで、近づいたらダイオウイカだと思って、田中くんに電話したんです。
　（Ｑダイオウイカと思った理由は？）「大きな目、大きさ。他の食用のイカとはちょっと違う。深海魚っていうのがすぐ分かりました」
　普段は深海に生息しているダイオウイカ。この水深５メートルほどの所にたまたま迷い込んでしまったのでしょうか。その後、沖合の方に泳いで行ったといいます。それでも、約３分間にわたってダイオウイカの撮影に成功した田中さん夫妻。実は今年初のダイビングで、今回の奇跡に遭遇したそうです。
　（妻の美紀さん）「地元の人が教えてくれたり、関係性ができていないと教えていただけないので、この地域でダイビングをしていて良かった。貴重な体験、ラッキーでした」