Скачать или смотреть PythonライブラリノックDay097 外部ライブラリ

Pythonのライブラリの紹介です。それぞれの説明と使用例は以下になります。

L 289. python-dateutil（datetime拡張）
標準ライブラリの datetime を拡張するライブラリで、柔軟な日付パースや相対日付処理に対応しています。

▼主な機能
ISO 8601 形式や自然言語風の日付文字列のパース
relativedelta による柔軟な日付加減算
タイムゾーン処理（tzモジュール）

▼使い方（例）
from dateutil import parser, relativedelta
from datetime import datetime

＃ 自然言語風の文字列をパース
dt = parser.parse("2025-07-23 10:00:00")
print(dt)

＃ relativedelta を使った加算
next_month = dt + relativedelta.relativedelta(months=1)
print(next_month)


L 290. arrow（日付操作）
arrow は、Python の日付操作をより直感的で人間的に行うことを目的としたライブラリで、タイムゾーンにも強いです。

▼主な機能
簡単に「今」「文字列 → 日付」「日付 → 文字列」の変換が可能
タイムゾーンの扱いが簡潔
shift による直感的な日付操作

▼使い方（例）
import arrow

＃ 現在日時（UTC）
now = arrow.utcnow()
print(now)

＃ 日本時間に変換
tokyo = now.to('Asia/Tokyo')
print(tokyo)

＃ 1週間後
next_week = tokyo.shift(weeks=1)
print(next_week)

＃ 文字列からArrowオブジェクトに変換
dt = arrow.get("2025-07-23T15:00:00", "YYYY-MM-DDTHH:mm:ss")
print(dt.format("YYYY年MM月DD日 HH:mm"))


L 291. pendulum（日付ライブラリ）
pendulum は arrow よりも強力で、タイムゾーン処理や曖昧さの排除、安全なAPI設計を重視した日付ライブラリです。datetime を完全に置き換えることを目指しています。

▼主な機能
明示的なタイムゾーン管理
duration, period クラスで明確な加減算
曖昧な時間（夏時間の切り替えなど）を安全に扱う

▼使い方（例）
import pendulum

＃ 現在の日本時間
now = pendulum.now('Asia/Tokyo')
print(now)

＃ 日時の加算（1週間後）
later = now.add(weeks=1)
print(later)

＃ 日時の差分
dt1 = pendulum.datetime(2025, 7, 1)
dt2 = pendulum.datetime(2025, 7, 23)
diff = dt2.diff(dt1)
print(diff.in_days(), "days")

＃ ISO形式のパース
parsed = pendulum.parse("2025-07-23T15:00:00+09:00")
print(parsed.to_datetime_string())