スカイラインクーペ350GTプレミアム＆カスタムチューン｜中古車鑑定団Light

ご紹介の車輌は3.5Lエンジンをフロントミッドシップに搭載し、そのパッケージはフェアレディZ33と同じで、走行性能はフェアレディZ33同等といってもよい。
さらにこのスカイラインクーペは、フェアレディZ33に比べ４人乗れる車内の広さや実用性があり、フェアレディZ33ほどの人気がないので相場が比較的に安く購入出来る車体となっている。
　
　今となっては、動力性能も実用性も価格も高い次元でバランスがとれているという点で、この年代のフェアレディよりも価格や実用面でメリットをもたらせてくれる車体であり、ATであることも利点の一つとなる。
　
　どんな人にお勧めかと言われれば、GTRなどに憧れるが経済的にまだ手の出せない20～30代。また実際にサーキットまで走る人へ、GTRより実質取得価格や走行経費が段違いで安く済む＋走りの雰囲気は、しっかりV6スポーツを味合わせてくれる。またある程度年齢の高い人は普段は家族などを乗せて優雅に走りつつ、たまに峠やサーキットなどでMTモードを利用して走行性能を楽しむ。そんな楽しみ方が出来るのでは無いだろうか。
　あるいはMT車に乗ってみたいけどまずはATで車に慣れるための初マイカー。カスタムされた車両に乗りたいけどいじるだけの金銭が無いのであらかじめカスタムされた車両に乗りたい。（自分でカスタムするより、純正と違う事に価値を感じる人向け）といった若者向けだ。

　今回の車輌はATスポーツ、スカイラインとして高次元でバランスのよいカスタム・チューニングが施され、これらの装備だけでも相場金額よりも高く設定する事となる。

以下装備されたカスタム・チューニングパーツ
排気系
HKS メタルキャタライザー 33005-AN003
HKS USUセンターパイプ　33004-AN001
ロッソモデロ　スポーツマフラー　TIC-213　U3S16054

シート回り
セミバケットシート　Rennsport　SRS
シートレール　カワイ製作所　N069R
サイドエアバックキャンセラー有り

ブレーキ回り
V36クーペ流用ビックローターキット　有限会社グローバル
フロントブレーキパッド　AY040SN139
リアブレーキパッド　AYO60NS049
スエッジラインブレーキホース　ST2123

足回り
車高調　テイン　FLEX Z
車高調コントローラー　テイン　EDFC ACTIVE PRO
ホイール　RAYS鍛造19インチ純正ホイール

ラジエーターロアホース
ヒーターホース
ヒートブロックホース

電装系
ラップタイマー　ziix ラップタイマー
クルーズコントロール　PIVOT　3Drive AC
リミッターカット　PIVOT　SPEED　METER　V

エンジン
ROMチューン（BeeR）

　いろいろ利点ばかりをのべてきたが、この車を選ぶ注意点は税金の高さがあげられる。
280馬力の車に乗りたいとした場合、インプやエボは2Lターボなのに対しこのスカイラインは3.5Lなので単純に自動車税のランクが違うので注意が必要。
そのほか、これまで長年使われてきた情報としては
ラジエーターファンが壊れやすく、オーバーヒートに注意
エアコン、オーディオも壊れたという情報がある。
サーキットなどで使用するときは、エアコンを使っているとベルトが細いため切れることがあるので、エアコンは切ること。

以上、スカイラインクーペCPV35型　発売当時の情報となります。
2003年（H15）から2007年まで発売
全長×全幅×全高＝4640×1815×1395mm
車重＝1530kg/
3.5リッターV6DOHC24バルブ（280ps/6200rpm、37.0kgm/4800rpm）/
フロント：225/45R18
リヤ：245/45R18
車両本体価格＝325.0万円

スカイラインクーペは、基本的に「350GT」のモノグレードだが、今回紹介しているのは、装備を奢った「プレミアム」仕様。装備の違いは「革内装」「オーディオコントローラー付きステアリングホイール」「エアコン左右独立温度調整機能」「BOSEサウンドシステム」などだ。なお、スカイラインクーペは、今回のオートマよりマニュアルモデルの方が相場で14.0万円ほど価格が上位にある。MT車のホイールは18インチとなり、対向ピストンをもつブレンボ社製ブレーキが奢られる。また、リアにはビスカスLSDが標準装備される。

エンジンはV型6気筒 3.5L VQ35DE型エンジンを搭載、セダンモデルよりも出力、トルクともに向上し、Z33と同じ値へ。

先代にあたるR34スカイラインまではRB26エンジンを搭載し、より強力なモデルであるGT-Rもラインナップしていたことで人気車種の一つであるが、このモデルからGT-Rの設定はなくなり、エンジンもV6へ、排気量も2600から3500へと変更。

参考　同時期に発売されたフェアレディZ33は5代目 Z33型系（2002年 - 2008年）
2002年7月30日にZ33型が発売。2年ぶりの復活となった。ボディタイプは2シータークーペのみで、歴代フェアレディZに設定されていた2by2が廃止。V35スカイラインクーペに代替された。搭載するエンジンの排気量は3.5Lで、最高出力は馬力規制の影響で280psだったが、年次改良を重ね、規制撤廃も相まって、最終的に313psまで向上。モデルライフ途中にはオープンモデルのロードスターが発売された。2008年11月に販売終了し、次期型にモデルチェンジしている。


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