梶原順 × 田中栄二 × 川内啓史『Local Hero』beautiful acoustic guitar. Jun Kajiwara / Eiji Tanaka / Keishi Kawauchi

2021年3月15日に行われたギター：梶原順、ドラムス：田中栄二、ベース：川内啓史により行われたライブから、美しくやさしいメロディが印象的な「Local Hero」。

3世代にわたる同じ”丑年”の3人での、実に12年ぶりとなる丑年に実現したライブは、1stセットは梶原氏：ガットギター演奏でアコースティック寄りに、2ndセットは梶原氏：エレクトリックギター演奏のエレキセットで、それぞれ趣の異なるサウンドを聴かせてくれ、「Local Hero」はその中の1stセットで演奏された。

「Local Hero」は、正式には1983年公開の映画『Local Hero』の主題歌「Going Home (Theme of the Local Hero)」で、マーク・ノップラー作曲による楽曲である。

奇しくもこのライブの数日前に亡くなられた故・村上”ポンタ”修一氏と大村憲司氏のバンドで演奏された音源で梶原氏がこの曲を知ることとなり、浅野祥之とのギターデュオでアコースティックにアレンジした。

原曲はエレクトリック、また当時の過剰なエフェクトも相まって細部は聴き取りづらいところはあるが、この3人による演奏は、必要最小限の音で最大限に人の心を響かすような、繊細ながら大胆な独自解釈で演奏されている。

川内氏のベースタッチは発音するギリギリくらいのソフトタッチで、田中氏のブラシを使ったドラムワークが本当に必要最低限な時間の鼓動を与え、そして梶原氏のギターは、コードワークに、単音・複音織り交ぜてのメロディワークに、まるで曲と呼吸するかのような強弱でゆったり・じっくりと歌う。

まるで子守唄を聴いているかのような、安らかな音に包まれる心地よさ。

音楽の魅力は多方面にわたるが、この演奏のような「安らかさ」「心地よさ」もまた、大きな魅力の1ベクトルだと改めて再認識させられる。

イージーリスニング的な曲もあり、ジャズ、フュージョンを中心にポップス、ロックまで、ダイジェスト・1曲配信など高音質・高画質にて随時更新中の #RAGNETLIVE 。

LIVE SPOT RAG公式YouTubeチャンネルにご注目願います。

（文責：平田浩康 #RAGNETLIVE​​​​）

出演：梶原順(G) 川内啓史(B) 田中栄二(Ds)

梶原順 （かじわら じゅん）オフィシャルウェブサイト
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田中栄二（たなかえいじ）オフィシャルブログ
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川内啓史（かわうちけいし）オフィシャルウェブサイト
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