うつ状態になる精神疾患5つ【精神科医が8分で説明】うつ病|適応障害|気分変調症|双極性障害|統合失調症

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0:05 (1)はじめに
0:26 (2)「うつ状態」とその影響
1:57 (3)うつ状態になる精神疾患5つ
2:05 ①うつ病
3:00 ②適応障害
3:50 ③気分変調症
4:54 ④双極性障害
5:53 ⑤統合失調症
7:15 (4)まとめ

落ち込みや興味の減退などの「うつ状態」はうつ病で有名な症状ですが、うつ病のほか、気分変調症や双極性障害など別の原因で生じる事もあります。
「うつ状態になる精神疾患5つ」につき、精神科医が要点を約8分の動画にまとめています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)

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↓↓内容の詳細は下記になります。

(1)はじめに
精神疾患セルフチェック。今回は「うつ状態になる精神疾患5つ」を見ていきたいと思います。よろしくお願いします。
落ち込みや気分の沈みなどが目立つ「うつ状態」。「うつ病」がまず連想されますけれども、その他の原因のこともあります。
今回は「うつ状態になる精神疾患5つ」を見ていきます。

(2)うつ状態とその影響
「仕事にも生活にも」影響が出ます。
<うつ状態>
うつ状態は、落ち込みや気分の沈みなどうつ症状が目立つ状態になります。
うつ病が代表的ですが、他の原因のこともあります。
仕事にも生活にも影響が出るところがあります。
<うつ状態の症状の例>
まずは「気分の沈みや落ち込み」。
あとは「興味の減退」前興味があったことに興味がなくなってしまうことがあります。
そして「集中力の低下」集中していなかったり、判断が苦手になったり、記憶が苦手になったりすることがあります。
<うつ状態の影響>
まずは「仕事への影響」仕事の効率が落ちたり、仕事に行けなくなって休職が必要になる場合があります。
「生活への影響」が時に出現し、重くなると日常生活の物事もやりづらくなる場合があります。
そして「危険な行動のリスク」が出ることがあります。
<うつ状態の背景>
まずは「脳の不調」うつ病が代表的です。
あとは「ストレス反応」からうつ状態が出ることがあります。
そして「経験などの影響」が影響する場合があります。
<うつ状態はうつ病に限らない>
もちろん、うつ病の代表的な状態はうつ症状が続くうつ状態です。
一方、うつ状態であれば必ずしもうつ病とは限りません。
実際、他の精神疾患からうつ状態になることも少なからずあります。

(3)うつ状態になる精神疾患5つ
「うつ病でも、それ以外でも」うつ状態になる事があります。
①うつ病
「脳の不調でのうつ状態」です。
<うつ病>
うつ病は、落ち込みなどうつ症状が続く脳の不調です。
ストレスから離れても、これは脳の不調ですので、長期間うつ状態が持続します。
重くなってくると仕事が困難になったり、生活自体も困難になることがあります。
<うつ病のうつ状態の特徴>
まずは「症状が比較的重い」というところ。
そして脳の不調のため「ストレスから離れても続く」のも特徴です。
そして「重くなってくると、生活全般へ影響が出る」ことです。
<治療と対策>
全体的には、休養・薬物療法・精神療法が基本的な治療の3本柱です。
改善するまでは、しばらく時間がかかることが多いです。
そして慢性化する場合もあり、そのときは考えや行動等への介入も検討します。
②適応障害
「ストレス反応でのうつ状態」です。
<適応障害>
適応障害は、ストレス反応によるうつ状態です。
そして脳の不調はないとされ、ストレスから離れると基本的には改善します。
一方で「うつ病に途中で移行する」場合やうつ病の中間的な状態の場合もあります。
<適応障害のうつ状態の特徴>
まずはストレスから離れると改善するのが特徴です。
ただ、逆にストレスに再度触れると再発しやすいところもあります。
そして、ストレスから離れられない場合には、慢性化してしまうおそれがあります。
<治療と対策>
基本的には環境調整とストレスマネジメントの治療が柱です。
まず可能なら、ストレスから離れることが治療の第1歩です。
その中で、考えや行動などさまざまな角度からストレスを減らす「ストレスマネジメント」も大事です。
③気分変調症
「軽めのうつが年単位で続く」疾患です。
<気分変調症>
気分変調症は、うつ病未満の軽めのうつ状態が長期間(年単位)で続く疾患になります。
脳の不調(セロトニンの不足)などの場合もありますし、経験などが影響する場合もあります。
一見症状が目立ちにくい一方で、期間の長さなども含めて生活への影響は大きいです。
<気分変調症のうつ状態の特徴>
まずは一見症状は軽めで目立ちにくい面があります。
一方で、期間は非常に長く年単位続くことが多いです。
上記の特徴から病気よりも「性格」と思われて発見されにくい面があります。
<治療と対策>
人によっては抗うつ薬が有効の場合があるため、診断後は一度は試す意味はあるかと思われます。
一方で、これが無効な場合は経験や元の性格などの他の影響を想定します。
その場合は「考え方の見直し」や「成功体験を重ねる」等様々な取り組みが模索されます。
④双極性障害
「うつ状態」と「躁状態」を反復します。
<双極性障害>
双極性障害は、うつ状態とその逆の躁状態を繰り返す脳の不調です。
うつ状態は一見非常にうつ病と似ていますが、うつ病と双極性障害は原因も使う薬も違います。
一方で、躁が目立たない双極性障害の方もおり、その時はうつ病と見分けにくいことが多いです。
<双極性障害のうつ状態の特徴>
まず症状自体はうつ病とほぼ同じです。
そのため時にうつ病と見分けにくいところがあります。
そして、治療で安定した後も、いわゆる「軽うつ(軽いうつ)」が続くことが多いです。
<治療と対策>
双極性障害は脳の不調のため、受診と治療継続が必要です。
うつ状態には逆の「あえて動く」ことが生活面の対策の基本です。
一方で、安定後の「軽うつ」は、ある種受け入れていくことも大事になってきます。
⑤統合失調症
「似た症状も、実際のうつも」生じる事があります。
<統合失調症>
統合失調症は、悪化した時幻聴や妄想などが目立つ脳の不調です。
改善した後、無気力や意欲低下などの「陰性症状」が目立つ場合があります。
そして、時に現実への直面などから実際のうつ状態を合併することもあります。
<統合失調症のうつ状態等の特徴>
陰性症状は意欲低下や無気力が目立つ一方、「自覚的な抑うつ気分」はあまり目立ちません。
一方で、うつ状態を合併した時に関しては自覚症状も目立ちやすいです。
この2つはなかなか見分けにくく、かつ両者が合併することもあります。
<治療と対策>
統合失調症は脳の不調のため、受診と治療継続が必要です。
陰性症状には「慎重なリハビリ」再発を防ぐため無理せずゆっくりのペースでのリハビリが大事です。
一方、うつ状態の時「抗うつ薬」は再発のリスク等の議論があり、慎重な判断が必要です。
「抗精神病薬をうつ状態にも強いものに変える」こと選択肢ですが、それでもリスクはあるため、主治医の先生とご相談ください。

(4)まとめ
今回は、精神疾患セルフチェック「うつ状態になる精神疾患5つ」を見てきました。
うつ状態は、落ち込みや気分の沈みなどの症状で必ずしもうつ病とは限りません。代表的な精神疾患は以下の5つです。
①うつ病
②適応障害
③気分変調症
④双極性障害
⑤統合失調症
原因疾患の治療をしつつ、考えや行動にも必要時は介入していきます。

こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
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【解説者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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