【ルームシェア】恋してる感じ出す【予感】

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女子高生に必要な事、それって何だと思う?

流行りに乗り遅れない事?

友達と放課後意味もなく喋る事?

勉強や部活を頑張る事?

ううん。

どれもパッとしない。

やっぱり恋でしょ!


好きな人が出来て、好きな人と一緒に帰って、好きな人に抱かれながら好きな人の腕の中で好きな人の事を考える。

つまり、そう言う甘酸っぱい青春を目一杯謳歌すること。

それこそが女子高生の本分なのだ。


だから私は走り出した。

止まっていられるほど女子高生の時間は長く無い。留年でもしない限り3年間しかないのだから。



「ごめんなさい」


でも、いつも私の恋は短距離走だ。

スタミナには自信が無くて、しかもゴールする前にコースから外れてしまう。



原因がわからない。

だってだって

別に私はそこそこ顔がいいはずだし、性格だって明るいし、勉強はちょっと苦手だけど、普通こんな可愛い華の女子高生に告白されたら二つ返事でOKでしょ。



「と私は思うんだよね」


「何故か湧き出てる根拠の無い自信は置いといて」


「お前がフラれる理由ってのは明確だよ」



わからないことが多いのは仕方ないと思うんだ。

まだまだ子供だし、まあコイツに子供って言われるのはムカつくけど、でもやっぱり大人ではないから。


それでもわかる事もあって、それが恋をするって素晴らしいって事なんだ。

漫画の中で同じ歳ぐらいのヒロインの子は輝いてて、映画の中で少し上のお姉さんは美しく泣いてる。


物語の中だからって言われたらそれまでなんだけど、でもその物語って現実の出来事を模してるんだよね。



だから私はずっと諦めきれないでいるんだ。



「諦める必要は無いけどさ、それって妥協もしちゃいけないってことなんじゃないの?」



同じ歳で同じような環境で育った癖に、私よりも何でも知ってますみたいな顔してるコイツにいつも教えてもらってる。



「まずさ、勝手にゴールを手前に決めてるし、お前は走ってることで満足してるだけじゃん」



「と言うかもっと簡単に言うと、別に人を好きになってないんだよ」




いっつも思うことだ。

なんでもわかってますみたいな顔してわかった気になってきて

それでも、心の奥で納得してしまうコイツの言葉が本当にムカつく。

そして、そんなことも言われないと気づけない自分自身に1番腹が立つんだ。




それでも、ヒントをもらっても、結局の所本当の答えは誰にもわからなくて。

誰にもわからないからこそ、その答えは輝いてるのかなって。


わからないなりに捻った頭で

これがレースでは無いことと

コースも無ければゴールと無くて、一等賞も無いこと

それがわかって、走る足を少し緩めて


なっがいマラソンになる予感がしながら

まっすぐ走るんだ。


本当に好きな人に恋する為に


#ルームシェア

#板橋ハウス

#恋の予感

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