文化部のインターハイ「総文祭」開催直前! 地元の思い背負い臨む鹿児島・沖永良部島の高校生に密着 (23/07/19

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全国から生徒や観覧者およそ12万人が訪れると見込まれる高校生の文化の祭典「かごしま総文」が7月29日に開幕します。この大会は吹奏楽や合唱、放送、囲碁・将棋など22の部門で開催されますが、今回注目するのは「郷土芸能」の部門です。

民謡や太鼓など全国から52校が出場する中で7年連続県代表として出場している鹿児島県の沖永良部高校。島の人たちの思いを背負って全国大会に臨む、高校生たちを取材しました。

鹿児島市から南におよそ550kmに浮かぶする沖永良部島。島唯一の高校、沖永良部高校には島の伝統を受け継ぐある部活があります。

エイサー部です。

部員は24人。沖縄に伝わるエイサーと島の踊りを組み合わせた、ダイナミックな踊りが特徴で、太鼓をたたく踊り手と三線(さんしん)や唄を担当する地方(じかた)に分かれています。

エイサー部は島内のイベントへの出演依頼も多く、海外のクルーズ船が寄港した時には歓迎の踊りを披露するなど島では引っ張りだこの存在。

7年連続出場となる総文祭を前に練習に励んでいます。

本番まではおよそ2週間、披露する演目の通し練習がメインで、スマホで動きを撮影し、部長の松下さんを中心に入念に動きを確認します。

沖永良部高校エイサー部 部長・松下夢さん(3年)
「8の字っていう振り付けがあるが、ゆっくりなところと速いところがあって合わせづらいので一日に何回もやっています」

細かな振り付けをそろえたり。曲目によって変わる立ち位置も、チェックを欠かしません。全員が一体となった迫力ある踊りに仕上がるよう本番に向けて調整を行っています。

7月16日。総文祭の演目を一足早く保護者へお披露目する日です。島で生まれ育った架空の女性、百合(ゆり)の一生を描きました。

沖永良部高校エイサー部 部長・松下夢さん(3年)
「私たちご先祖様の一生を全国の皆さんに伝えられたらと思いこのテーマにした」

踊りの構成は生徒たちが考えたものです。地域に伝わる唄や踊りを組み合わせて「島に生きること」を表現します。

知名町の正名(まさな)集落に伝わるヤッコ踊り。祝いの場で踊られるもので、百合が新たな命を授かった場面に取り入れました。

米寿の祝いのシーンでは、民謡のサイサイ節。そして演目の後半では百合の死後の世界も表現されています。

故人の三十三回忌に行われる「ヒヤルガヤッサー」と言われる踊り。この供養を最後に故人は神様になるとされ今も一部の地域で続けられているものです。

沖永良部高校エイサー部 副部長・元栄花奈さん(3年)
「この舞台をつくるにあたってこの文化を知った。『みんなで並んで踊るんだよ』とか、おばあちゃんやお母さんから色々聞いたりした」

沖永良部高校エイサー部 地方(じかた)・伊集院爽楽さん(3年)
「先輩方から受け継がれてきたものだったり、島の人たちの日常・文化をより多く知ってもらえたら」

島の人たちに支えられ作りあげた13分間の演技を終え、みんな声をそろえて「ありがとうございました!」と一礼すると、客席から拍手が起こりました。

演技を見た島民
「ヒヤルガヤッサーがよかった!やっていただくのはうれしいこと」
「絶やさずにこういうのはやってほしい」

沖永良部高校エイサー部 部長・松下夢さん
「お客さんに『よかったよ』と言われてすごくうれしかったので、またそう思ってくれる人が増えるように、これからも練習に磨きをかけていきたい」

「島の文化を全国に知ってほしい」

生徒たちはそんな思いを胸に全国の舞台で唄い、踊ります。

沖永良部高校は「かごしま総文」の期間中、奄美市の奄美文化センターで開催される郷土芸能部門に出場します。

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