未来に残したい大分『原尻の滝』

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緒方町の中心部は「緒方五千石」と呼ばれる県内有数の米どころ。その東西に長い逆S字状の平野の真ん中を緒方川が流れ、原尻の滝がかかる。

9万年前に起きた阿蘇山の大噴火の大火砕流によってもたらされたこの滝は、のどかな田園地帯に突如出現する。

上流は岩盤がむき出しになった平らな川床だが、下流は一転して峡谷となる。劇的とも言える川の様相の変化がここに見られる。

滝は高さ20メートル、幅は約120メートル。横幅が広く阿蘇溶岩の落ち口が弓なりに弧を描き、「大分のナイアガラ」の愛称で親しまれている。
「大分県百景」「日本の滝百選」。

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