「たかっ!」九州一で名古屋よりも高い長崎市の家賃「10年間借りると家が貰えます」あの手この手の対策

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新年度が始まりました。
多くの人が「高い」と感じている長崎市の家賃について、なぜ高いのか、またその改善のために行政や民間がどのような対策を進めているのか取材しました。

1Kで月5万円超…両親「高っ!」

佐賀県出身の大学生:
「間取りは1Kで(家賃は)5万2,000円。(両親が)「高っ!!」てびっくりしていました」県内出身の大学生:
「(1Kで)月5万円くらい。高い方だとは思うんですけど、立地がめちゃくちゃいいからしょうがないかな…」大学生活を大きく左右する生活環境。悩ましい決断を迫られます。この春引っ越した大学生:
「安い所ってなったら、結構坂の上とかだったり大変な場所になってしまうので、それ(立地の良さ)を取るか、安さを取るかって感じでした」

中心部で坂を避けると…

保険会社の調査では、長崎県の1ルームの家賃は九州で唯一の5万円台。
最も高いんです。ハウジングロビー森田 龍三代表:
「僕35年やってますけど、(家賃の)感覚ははずっと一緒ですね。
長崎県においては、(長崎市)中心部の特にワンルームの所は高めかなっていう気はしますね。そこが押し上げているという感じはします」一方、国の調査で見ると、人口15万人以上の81自治体では、長崎市の一坪当たりの月の平均家賃は4,765円で全国19位。
九州・中国・四国地方で最も高く、名古屋市をも上回っています。
なぜ長崎市の家賃は高いのか不動産鑑定士に聞いてみると…長崎県不動産鑑定士協会 山内 邦彦鑑定士:
「長崎市はご覧のように山が多い地域でして “平坦地が少ない”と。
平坦地に需要が集中してしまったがゆえに、平坦地の家賃水準が上がってしまって、それが周辺に波及していきまして、それが長崎市の家賃水準を押し上げてしまったというようなことが考えられる。」

家賃の高さは人口減少の一因に…長崎市は“容積率”を見直し

山内鑑定士:
「外部から入ってくる人が直面する問題だと思いますので、家賃が高いと(長崎市は)やめたっていうようなことがありうるので、人口減少の一因にはなってるかと思いますね」他の自治体への転出者が転入者を上回る『転出超過』が 3年連続 “全国ワースト2位” となっている長崎市。
住みやすい住宅供給を目指して行っているのが──
(1)規制緩和
(2)民間企業との連携 です。長崎市住宅政策室 大町 清次郎室長:
「容積率を住居系において 200%を 300%とか 400%にあげるという所で、床面積をできるだけ多く使ってもらう」容積率とは『敷地面積に対する延べ床面積の割合』で、パーセンテージが上がれば同じ敷地面積でも高い建物を建てることができます。長崎市ではおととし3月から、住居の容積率をこれまでの倍の 『最大400%』に緩和。
これにより現在、建設が進む市内9棟のマンションで、合わせておよそ6,400平方メートル分の面積を増やすことができました。
平均的な広さの1ルームで256部屋分です。住宅の供給を増やすことで、家賃の適正価格につなげる狙いです。大町室長:
「不動産業者やいろんな人と事業者さんと話す上で、やはりファミリー向けの住宅が少ない。3LDKとかいったところの住宅が少ない。」また、住宅の供給課題については、行政だけでは補えない部分も多いため、市は民間企業などと連携して、住みやすさを改善する『住みよかプロジェクト』に取り組んでいます。こちらはプロジェクトに認定された子育て世帯向けの3LDKの賃貸住宅です。
建設コストを削減することで、家賃を月6万円から8万円台に抑えている点が評価され認定されました。住みよかプロジェクトのPR効果もあり、認定された賃貸住宅は 90%以上の高い入居率となっています。

地域活動への参加で “家賃が格安”に

長崎市は、若者への住宅供給を地域コミュニティの活性化につなげられないかと市営住宅を活用した社会実験も行っています。長崎総合科学大学2年の吉住さんです。
部屋の広さは47平方メートルと広々。
長崎総科大の学生が一緒にリノベーションしました。吉住さん:
「家賃は1万5千円程度です。友達からも安いねとか広いねとか言われて得した気分」家賃が抑えられている代わりに、入居者には “自治会への加入”や “清掃活動”への参加が義務付けられていますが、吉住さんは「苦痛には感じていない」といいます。(記者):「面倒くささは感じませんでした?」
吉住さん:
「それは全然なくて、優しい高齢の方とかが多くて可愛がられる感じで。(これからも)沢山、交流していきたいです」

10年間住むと家が貰えます…坂の上の空き家対策

一方、民間ではちょっと変わった取り組みが──記者:「こんにちは。よろしくお願いします。」
桃田さん:
「場所はですね、ここをずっと登ったところにあります」坂と120段の階段を上った所にお目当ての物件があります。
車では入ることができませんが、“坂の町 長崎” では よく見る光景です。明生興産 桃田主任:
「この家がリノベーションをして 賃貸に出すおうちになりますね」長崎市立山1丁目にあるこの物件。
築60年ほどで、6畳の和室が2部屋とダイニングキッチンなどがあり、これから自社でリノベーションを行います。実は、すでに明生興産では、別の斜面地の空き家をリノベーションしています。
間取りは3LDKで、月の家賃は2万9千円。今後も増やす予定だという “斜面地のリノベーション住宅” 最大の特徴が…桃田さん:
「一言で言うと、10年住むと差し上げますという物件になります」こちらは “10年間賃貸住宅として住む” と、そのまま賃貸で住むか、土地と建物を貰うか選べる『贈与型賃貸住宅』です。
およそ350万円で土地と建物が手に入る計算です。『空き家対策』と『マイホームの取得支援』を目的にスタートしました。桃田さん:
「経済的な理由とかで家が買えない方もいらっしゃるんですよね。
そういう方にとっても10年住んだ後にもらえるっていうところが(安心できる)。
住みたいっていう需要はあるので、長崎市の空き家もどんどん減っていって坂道の活性化にも繋がるし、若い方や自分のマイホームが欲しいっていう方々の要望にも、お応えしていけるんじゃないかなと思います」人口減少の一因にもなっている長崎の “家賃の高さ”
一朝一夕には解決しない課題ですが、行政と民間が今、できることに取り組み、住みやすい町を目指して動き出しています。

詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/nb...

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