水戸黄門の城はショボい？実は「しゅごい城」だった水戸城とは。一度見たら忘れられない三階櫓は復元されるのか？

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水戸城は徳川御三家の一つ水戸徳川家の城。有名な水戸黄門様は二代藩主光圀公であります。また幕末に活躍した斉昭（なりあき）公は九代藩主。15代将軍慶喜公のお父様になります。徳川御三家とは江戸時代のスーパーエリート大名家。尾張・紀州・水戸の三家です。江戸の将軍と同じ徳川の姓を名乗り、三つ葉葵の家紋を使うことができるという一門の中でも最高位の家柄。そしてその居城も立派です。ちなみに御三家も副将軍も正式な役職ではありません。
城の跡があるのはＪＲ水戸駅の北側です。東に本丸を置きその西側に二の丸・三ノ丸が続く連郭式の縄張りです。本丸・二の丸ともにいくつかの学校の敷地となっています。三の丸には県庁舎や図書館があり、幕末に建てられた水戸藩の藩校「弘道館」が残っています。二ノ丸入口に大手門、南西に角櫓が再建されており、他に本丸には門が現存。このあたりが見学のポイントのようです。水戸城は堀切で台地をズバズバ断ち切る構造。南北を水に囲まれこちらからは攻めこまれない。そして東西の移動は簡単にできないという、自然地形を生かした守りの堅い城でした。全然「ショボ」くない、むしろほかの御三家にも負けない「スゴイ城」だったのです。

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