Скачать или смотреть とりあえず読書会 : #43 SwiftUI Tutorials

気になった本を勉強会の形式をかりつつ読み進めてみよう — ということで、とりあえず読書会を開催しますね。
読み進めるのは SwiftUI Tutorialsです。本を読みつつ、プログラミングで遊んでいきましょう。ついでに Swift 6 対応も行ってみたりしています。

今回の #とりあえず読書会 SwiftUI Tutorials は、マクロを使ったリファクタリング箇所の完成に向けて実装を進めていきますね。

SwiftUI Tutorials: https://developer.apple.com/tutorials...
各回の詳細情報: https://www.notion.so/SwiftUI-Tutoria...

■ ダイジェスト

この動画は、技術書（チュートリアル）を読み進めながら実装を試す記録です。Swift のマクロを用いて `Notification` の `userInfo` に型安全にアクセスする仕組みを設計・実装し、AST をたどる実装や命名規約、展開結果の検証までを学習として進めました。技術解説ではなく、読み進めながらの試行錯誤と着目点の共有が目的です。

主に取り上げて学習した内容
`userInfo`（`[String: Any]`）を列挙型の宣言からマクロで展開し、`aps` → `alert` → `title`／`body` といった階層に型安全なアクセサを生成する方針。`enum Alert` などの宣言からアクセスコードを自動生成。
SwiftSyntax による訪問処理の実装: `SyntaxVisitor` 準拠のビジターで `EnumDeclSyntax` を走査し、`EnumCaseDeclSyntax` → `EnumCaseElement` → `parameterClause` からケース名とパラメータ型を抽出。`typealias PropertyInfo` を用意し、`compactMap` と `reduce(into:)` で `name` と `type` の配列に集約。
制約の明示: `enum case` はパラメータを 1 つだけ持つ想定とし、`parameters.count == 1` を `guard` で検査し、違反時は `fatalError` を発生させる実装方針。
命名とプレフィックス生成: `node.name.text` を `lowerCamelCase`／`UpperCamelCase` に変換。親の `enum` を `enclosingEnum` で遡って連結し、`APSAlertTitle` のような衝突しにくい識別子を生成。`title` や `dest` などの衝突可能性に対しては親名プレフィックス付与で回避。
実装位置と対象の切り出し: ターゲットは `LandmarksMacroClient`、実装は `LandmarksMacros` 内の `@UserInfoAccessor` 対象。`MemberBlock` から `enum` を特定し、`UserInfo` 直下は生成対象から除外するなどの分岐を整理。
名前空間設計の検討: `enum` ベースに加え、必要に応じて `struct` で名前空間を作る選択肢も検討（展開結果の見通しと衝突回避の観点）。
生成結果の確認と細部調整: 展開コードで `APS`／`APSAlert`／`APSAlertTitle` が期待どおり生成されることを確認。`lowerCamelCase`／`UpperCamelCase` の実装や強制アンラップの扱いなどを調整。マクロ展開時のインデントずれは未解決の課題として認識。

未完了の課題と次回以降の方針
`UserInfo` 直下プロパティの生成ロジックを共通化し、過不足なく展開されるようにリファクタリング。
ビジターと展開コードの整理、命名まわりの重複処理の解消。
マクロ展開時のインデント整形の改善。

読み進めながら実装を試し、動作確認とリファクタリングを繰り返しています。コード例や具体的な API 名は動画内で逐次 `enum`／`case`／`parameterClause`／`enclosingEnum`／`reduce(into:)` などを参照しながら進めています。