少し強く噛んでみて

verse1
可笑しいね、貴方の笑顔
まるで道化師の様に愛嬌たっぷり
指先が触れた瞬間、
甘い空気がふわり、温かくなる

果実の香り、じんわり広がり
触れた温度が心をくすぐる
それが本当の味、貴方だけの秘密
一口で済むわけないよね？

chorus

お砂糖をちょっと、甘くして
その舌先で確かめる様に
言葉じゃ足りないこの感覚、
唇に残る余韻を楽しんで

refrain

さぁ、もう少し強く噛んでみて
その中から何が出るの？
甘いだけじゃないこの味、
ほんのり苦味も感じるかな？

verse2

柔らかな光が二人を包む
肌を重ねる、深い深い呼吸
この一瞬が永遠に続けばいい
ささやかなイタズラ、繰り返す度

chorus

さぁ、もう少し強く噛んでみて
その中から何が出るの？
甘いだけじゃないこの味、
ほんのり苦味も感じるかな？

bridge

唇の先に、軽やかに踊る
愛しさと少しのイタズラ
それが私達の秘密の合図
感じるものは、言葉以上の
触れた肌に刻まれる印、
それは見えないけれど
確かに感じる
この密やかな交わりの中で
心も一緒に溶けていくの

outro

だけど、ふと見上げれば空は暗く
星の光は冷たく輝く
実はこれ、ただの夢の中
貴方は昨日の思い出に過ぎない

その温もりは幻で、
目覚めれば孤独な部屋に戻る一瞬の輝き、心を騙す
だけど、甘いイタズラは未だ続く

さぁ、もう少し強く噛んでみて
その中から何が出るの？
果実は既に消えてしまったけど
何時でも出来るわ
何時でも出来るわ