俳優・常盤貴子さんが珠洲焼作家の窯元で復旧ボランティア「みんなで応援する」5/5の地震で被害

5月5日に石川県珠洲市を襲った最大震度6強の地震で、窯の被害を受けた珠洲焼作家のもとを俳優の常盤貴子さんが訪れ、ボランティア活動に参加しました。

27日午前、珠洲市役所を訪れたのは…。

常盤貴子さん:
「おはようございます。すみません、お待たせして…」

俳優の常盤貴子さんです。

常盤さん:
「被害状況がどういう感じなのか今回見て、みんなで応援するから頑張ってって…」

常盤さんが珠洲を訪れたのは珠洲焼作家・篠原敬さんの工房でボランティアに協力するためです。
5月5日、珠洲市を襲った最大震度6強の地震。

篠原さん:
「全壊やね。やりかえなきゃいけないアーチから作り直さないといけん」

この地震で28年間、作品を生み出してきた篠原さんの窯は土台から崩れて使用できなくなりました。
そんな中、被害を聞きつけた珠洲焼の有志やファンが、窯の再建のため解体作業を手伝うボランティアを企画しました。その企画者の1人が常盤さんです。

常盤さん:
「全然いける。こういう作業嫌いじゃない。うれしいです、参加できて」

8年ほど前に珠洲を訪れて以来、篠原さんの作品のファンになったという常盤さん。震災以来何かできないかと考え、窯の解体作業を手伝いに来たのです。

常盤さん:
「ここまでくるのも大変だったんだろうなって。それを一生懸命未来につなげようとしてくれている。私も表現をする人間としてはその姿も勉強になるし、どういう風に変わられていくのか楽しみ」

5日間のボランティアには延べ80人あまりが参加し、およそ2500個のレンガ全てを取り外し掃除しました。

常盤さん:
「できました。始まりますよ、また。全部が終わったってことは」

篠原さん:
「地震を区切りとしてみなさんが来てくださって、改めてやっていてよかった。これからなのでまだまだ先は長いけど、とりあえず今日で一区切りがつくから。それをみんなで出来てよかった」

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（2023年6月27日放送）
#珠洲焼 #復興 #常盤貴子 #地震