「助けてください本当に」復興半ば…能登で記録的豪雨 孤立解消で見えてきた被害【報道ステーション】(2024年9月23日)

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地震の傷跡が生々しく残る能登半島を、今度は記録的な豪雨が襲いました。被災地の人々にとっては、あまりにも酷な仕打ちとなりました。これまでに7人が亡くなり、6人の行方が分かっていません。そして、今も多くの地域で孤立状態が続いています。


■孤立解消で見えてきた被害

自衛隊に付き添われて孤立した地域から避難してきた西浜さん夫婦。離れて暮らす娘にようやく無事だったことを伝えます。

西浜和江さん(75)
「ありがたいね。電話が通じないのが心配だね。ありがとう。ありがとう」
西浜秀行さん(77)
「安心しとって。また皆の顔も見られるし。心配せんといて。会えるのが楽しみやよ」
西浜和江さん
「もう子どもは大変。泣いとるもん私より」

輪島市大沢町は土砂崩れなどで道路が寸断され孤立しました。

西浜秀行さん
「家もなにもかもぺっちゃんこ。壊れた家もあるし。私の家は床上浸水。畳も床下も泥が入っている」

23日朝に孤立が解消された輪島市町野町では鈴屋川が氾濫。見渡す限りすべてが濁流にのまれました。

女性
「ずっと停電しているし水も出ない。病院の薬がどうなっているか気になって。あと1週間分しかない」

町野町ではライフラインが全滅。倒壊した家屋から見つかった女性の死亡が確認されるなど、3人が亡くなっています。

下村彩里アナウンサー
「スーパーの正面入り口に大木が突き刺さっています。ガラスが大きく割れています。そして泥水でこのあたり一面覆われていて、店内にも多くの泥が堆積しています」

町野町にある工務店は地元の復興を支えてきました。それが…。

川端工務店 川端登喜子さん(72)
「大変。だって食事もとれない。お風呂も入れない。どうしたらいいかね。(Q.泥の撤去作業も水が出ないと)水出ないとどうにもなりません」

簡単な洗い物は水たまりで…。

川端工務店 川端登喜子さん
「仕事の手袋洗うだけなら大丈夫。飲み水にはしていないから大丈夫」

子どもからは地元から離れるよう言われたそうですが…。

川端工務店 川端登喜子さん
「建設の仕事しているし、片付けないとだめだから行けないし、もうちょっと残って頑張るからと子どもらには言ってあるので。『しょうがないな。皆の助けになってやって』と。それを励みに、もう少し頑張っていこうかな」

地震からの復旧が進んだところだったのに、今度は大雨で数えきれないほどの道路が寸断されました。一概に比較はできませんが、地震での孤立は最大33地区で3345人でした。徐々に解消されていますが、今回の大雨で14地区、56カ所が孤立状態となっています。


■自宅流され…中3少女の捜索続く

輪島市久手川町では、大木が折り重なった現場で懸命な捜索が続けられていました。そこに中学3年生の娘を探す父親の姿も。連絡が取れなくなって、もう3日目です。

喜三翼音さん(14)は当時、家族は外出中で、1人で自宅にいました。その自宅は塚田川の川沿いにあります。増水した川は本来の流れからはみ出す形で、4軒の住宅を押し流しました。母親が「高いところに逃げてね」と伝えると「わかった」と答えたそうです。

23日の捜索は、自宅から数百メートル下流で行われました。知り合いも駆け付けて見守ります。

翼音さんの同級生家族
「(Q.この場所に来たことは)ずっと来ています」

翼音さんの祖父もいてもたってもいられず…。

父親 喜三鷹也さん(42)
「ここもなんか降りられそうやね」
翼音さんの祖父
「ここは捜してくれていた、ずっと。草の生えているところを見てくる。がれきのところは多分、皆よく見てくれていると思う」
翼音さんの祖父
「大事な孫を1分でも早く見つけたい。1分1秒でもね捜してあげないとならん」


■復興半ば…「助けてください」

能登半島地震からもうすぐ9カ月。珠洲市上戸町の仮設住宅では、生活を立て直そうと30世帯が新たな日常を送っていました。

仮設住宅に住む 山形美知子さん(74)
「神様はまたかと思って。やっと落ち着いたところやったのに。でも、ここ来たら私だけじゃないから。隣にも隣にも人がいるから、まだ安心。(Q.支え合っている)そうです。長いこと生きていると色んなことあるわな」

輪島市の中心部にある飲食店も、復興を加速させようとしていた矢先でした。

飲食店を営む 木村隆明さん
「皆さんから『頑張ってはよ店開けて』という言葉をいただいて、必死に頑張って再建できて喜んでいたさなかに、こうなってしまいました。どうしていいか分からないですね」

お店だけではなく、住んでいた自宅もめちゃくちゃです。押し寄せた濁流は畳みをひっくり返し、地震にびくともしなかったたんすをなぎ倒しました。

飲食店を営む 木村隆明さん
「(Q.行政には)助けてほしい。『助けてください』しか言うことがない。再建したばかりで全滅なので、助けてください本当に」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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