1minでわかる『最新の発がん研究』

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正常な組織からがんはどのように生まれるのでしょうか?
1990年に唱えられた「多段階発がん説」は、複数のがん遺伝子やがん抑制遺伝子とよばれるドライバー遺伝子の変異が段階的に蓄積することで、
正常組織が良性腫瘍へ、さらに悪性腫瘍へというように段階的にがん化、悪性化していくといった概念です。
現在でもこの考え方を基本として発がんのメカニズムは考えられています。
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近年、この仮説の検証実験が行われました。
それは、大腸の幹細胞からオルガノイドと呼ばれる大腸組織をin vitroでまるごと再構築する技術を用いて行われました。
正常な大腸由来のオルガノイドにおいて、5つのドライバー遺伝子に変異を加えてみたのです。
その結果は、腫瘍化はしたものの悪性形質は示さないといった予想に反するものでした。
発がんには、ドライバー遺伝子の変異だけだはなく、その他の要素が必要だと考えられます。
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『実験医学』2016年9月号では、遺伝子変異に加え、発がんに至るまでに必要な要素について紹介してます。
エピジェネティックスの異常やゲノム構造異常、また細胞老化や、炎症反応などによる微小環境での相互作用、
さらに腫瘍内の不均一性に起因する複雑な発がん・悪性化の要素について最新の研究成果を整理してお届けしています。
ぜひ誌面でご覧ください。
https://www.yodosha.co.jp/jikkenigaku...
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★1minでわかる実験医学とは★
本チャンネルで配信する「1minでわかる実験医学」は、羊土社刊行の『実験医学』誌の最新情報や読みどころを、編集部員が手づくり感溢れる動画で紹介するものです。
『実験医学』誌は1983年の創刊以来、生命科学・医学分野のbench & bedsideにおける知の交流を担う総合誌として、研究者・医師の先生方をはじめ多くの方にご愛読いただいています。

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