【猛暑】農業ハウスはサウナ状態 クーラーや空調服、ミスト導入 暑さが変える日本の農業

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10年に1度の暑さと言われる今年の夏。県内の農作物にも猛暑の影響が出始めています。

変化する環境の中で、私たちの食を支える農業が転換期を迎えています。

(辰已麗アナ)
「小松菜が栽培されている農業ハウスです。暑いです。サウナの中に入っているような状態で、温度計もまだ午前10時前ですが42℃になっています」

気象庁のデータでは、7日までの2週間の気温は、県内も含め、国内のほとんどの地域で、平均気温を2℃以上上回っています。
連日の猛暑で農作物への影響が出始めています。

夏野菜のひとつ「小松菜」。
葉物野菜の中でも暑さに強い品種ですが、それでも・・。

(安芸きりんファーム・永木聡 園長)
「こういった黄色い葉っぱになるのは1回枯れた葉が(元に)戻らなくて黄色くなる。生育状況としても伸びが悪かったり、水が吸えなかったりという状態になっている」

さらに、農業にのしかかるのは、労働環境の問題です。
この農場では、野菜を詰める作業場に、業務用のクーラーを設置しました。
従業員にはファンが搭載された空調服も支給しています。

(安芸きりんファーム・永木聡 園長)
「やはりこういった暑さ対策のものには経費もかかるし、今後もかけていくべきものだと考えています」

しかし、広い農業用ハウスの中までは対応しきれないのが現状です。
作業時間を早朝や夕方にするなど、工夫をしていますが・・。

(安芸きりんファーム・永木聡 園長)
「その時間でも30℃を下回ればいいという時もあるので、1時間か2時間くらいでしかビニールハウスの中では(作業が)できない」

広島市安佐南区で、パセリを栽培する農家。
葉がまき気味なのが特徴のこのパセリは、「祇園パセリ」のブランドで、県内外から高い評価を受けています。

(矢野記者)
「41℃か2℃あります」

ここでも、作物への被害が出ています」

(島本農園・今村太洋さん)
「温度が高くなると葉が開いてくる。本当だったらもっと縮んだ状態が正式な祇園パセリなので」
Q:こんなふうになるところが開いてしまう
「そうですね。25℃以下にならないと葉が縮んでこないので、今の状態では夜も熱帯夜が続く限りは葉がなかなか縮まない」

葉が縮まないものは、出荷できません。
夏場は、生育したパセリの半分が出荷できない状況です。
この農園では、暑さ対策にある機械を導入しました。

(島本農園・今村太洋さん)
「これは水を霧状にしてハウスの中を外気温と同じくらいまで冷やす機械です」

今村さんは、農業機械メーカーと共同で、農園にマッチした機械を作りました。
機械で作ったミストがハウスの中に設置された吹き出し口から出てくる仕組みです。スタートして、数分で効果がで始めました。

(矢野記者)
「結構涼しくなりました。全然違う。3℃くらい低くなりました」

この機械は、ハウス内の温度を下げる以外に、様々な使い方があります。

(島本農園・今村太洋さん)
「液体肥料を撒くこともこの機械でできるし、水を撒くこともできる」

これまで、ハウス内で人がしていた作業を機械化することが可能になりました。
環境が変化する中で、農業の現場も変化を求められています。

(島本農園・今村太洋さん)
「20年先までは農家を続けていくつもりでいるので、そう考えた時に先行投資ではないですが」

広島県農業技術センター。
ここでは、西日本で最先端の暑さ対策の研究が進んでします。

(広島県農業技術センター・中嶋悠太 研究員)
「ハウスの中は熱がたまりやすくなっているので、空気の入れ替えができることが重要です」

天井が高くなることで、ハウスの容積に対して、開口部が大きくなり、換気もしやすくなります。

(広島県農業技術センター・中嶋悠太 研究員)
「天井部にある遮光カーテンを使って過剰な光を遮っています。植物にとっては光合成するために光が重要ですが、それが多すぎると熱源がたくさん入ってきて植物が熱くなる」

これらの作業は、センサーが光を測定して行われます。

(広島県農業技術センター・中嶋悠太 研究員)
「光の元に応じて閉まったり開けたりしています」
Q:遮光カーテンが?
「そうです。自動で閉まります」

さらに、こちらもハウス内の温度を下げるには有効です。

(広島県農業技術センター・中嶋悠太 研究員)
Q:これですか?
「そこからミストが出てきます。今ではじめます」
Q:これも自動で制御されているんですか?
「これも自動で制御して、気温と光、あとは湿度です」

10年に1度の暑さ。
環境の変化に、これまでの当たり前が、当たり前ではなくなる時代が、目の前に迫っています。

(広島県農業技術センター・川口岳芳 部長)
「年々年々ひどくなっています。県の北部でも涼しいという概念が崩れてきている。気象環境をいかに植物の適温に近づけるかが重要で、この状況だと今までの栽培のやり方だと難しくなってくると思う」

暑さに備える最先端の技術。
自動化することで、暑さ対策に加えて、人手不足や負担の軽減、労働時間の短縮という効果も期待できます。
しかし、その一方で、生産者には、コストの問題も発生します。
真夏の猛暑の中、農業は、転換期を迎えています。

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